RNAClean XP 性能データ
RNAClean XPはcDNA合成やin vitro transcription(IVT)反応などで合成されるRNAやcDNAを、シンプルかつ柔軟性・再現性の高い方法で精製します。SPRI(Solid Phase Reversible Immobilization)磁性ビーズ技術を利用しており、NGSライブラリ調製におけるRNA/cDNAを精製するための独自のプロトコルを採用しています。本製品は手動実験で簡単に精製することができ、他のキット試薬よりもはるかに短い時間で処理を完了することができます。また、RNAClean XPは有機溶媒、真空ろ過、遠心分離を使用せずに、下流アプリケーションで使用するのに十分な精製収量と純度を確保します。
- cDNA とRNAの精製
- 未使用のプライマーとdNTPの完全な除去
- 遠心、吸引ろ過、沈殿工程を必要としない自動化に適したプロトコル
サンプルの濃度と精製収量
3種類の濃度のサンプルをRNAClean XPを用いて精製しました。各サンプルにおける精製収量の平均値をグラフに示しました。各サンプルの精製収率はいずれも同程度であり、平均回収率は78%(n=3)、σ2は10%でした。

RNAClean XP ワークフロー
- 磁性ビーズにRNAを結合。
- 磁性ビーズと夾雑物を磁力で分離。
- 磁性ビーズを70%エタノールで洗浄し、夾雑物を除去する。
- 磁性ビーズからRNAを溶出。
- RNAを新しいプレートに移す。
製品モデル
| PART # | NAME | PREPS |
|---|---|---|
| A63987 | RNAClean XP Kit | 40 mL |
| A66514 | RNAClean XP Kit | 450 mL |
本製品は病気などの診断に使用することを意図したものではなく、また検証されたものでもありません。
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