完全に自動化されたウイルスRNAの抽出および検出ワークフロー
SARS-CoV-2研究および検出
ベックマン・コールター社ライフサイエンスは、自動化された検査、PCR設定およびウイルスRNA抽出キットに関連する研究ワークフローを支援します。我々は、広範囲に渡る顧客の規模および検査要件に関する検査現場の包括的な確立を支援しています。Beckmanは、製造工程およびサプライチェーン過程の最適化に継続して取り組んでおり、この困難な時期における顧客の質問に回答し、ニーズに応じるように努めております。
ウイルスの抽出および検出のワークフロー
2. 試験管からプレートへの再フォーマット:バーコードを貼付した検体は、Biomek i5のTube Scan ALPを用いてスキャンし、96ウェルマイクロタイタープレートに小分け分注します。
- Biomek i5のSpan-8 podは個別にコントロールされる8個のピペットマンドレルから成り、単独のウェルまたは試験管の利用に有用性をもたらします。
- Biomek上のTube Scan ALPは、試験管を192本まで保持することができます。バーコードスキャンおよび陽性検体の追跡は、測定を通して維持されます。
3. RNA抽出:ベックマン・コールター社のRNAdvance Viral およびRNAdvance Viral XPの試薬 キットならびに自動化されたBiomek i5 96-マルチチャンネルワークステーションを用いて各検体からRNAを抽出します。
- 自動化されたRNAdvance Viral抽出方法は、約1時間30分で192個の検体を測定します。
- 自動化された方法は、使いやすさおよび適応性を提供します。例示された方法のインターフェースは3つの部分から成ります。すなわち、Biomek Method Launcher(Biomek方法起動ツール、BML)、Method Option Selector(方法選択肢セレクター、MOS)およびGuided Labware Setup(誘導装置付検査ツール設定、GLS)であり、最適なユーザーエクスペリエンスを提供します。
- RNAdvance ViralおよびViral XPの自動化された方法は、装置にアップロードされる準備が整っており、フィールドアプリケーションサイエンティストは、Biomek装置上での測定の実施促進の求めに応じられます。
4.qPCRの反応設定: このステップはオフデッキまたはBiomekに統合されたqPCR装置内で実施することが可能です。
- qPCRは、96ウェルプレートフォーマットまたは384ウェルプレートフォーマットのいずれにおいても完了することができます。Biomek i5 96-マルチチャンネルシステムは、384ウェルqPCRプレートの設定で容易にプレートを再フォーマットすることができます。
- ベックマン・コールター社のEcho acoustic liquid handler(音響エコーリキッドハンドラー)は、384ウェルqPCR反応設定を僅か10分で処理できます。
- 試薬は、あらゆるウェルからウェルへと移しかえることができ、完全に自動化された迅速なqPCR反応設定が可能になります。高度な処理能力のワークフローでは、シーラーやピーラーおよびqPCR装置などの統合型装置が十分に容易な特性を提供します。
5.qPCR測定およびデータ収集:ベックマン・コールター社のデータ収集およびレポートツール(DART)は、実行時間データを収集し、ラボラトリー情報管理システムと連絡し、データ管理を合理化します。
統合システム:Biomek iシリーズおよびEcho 525
Echo 525音響リキッドハンドラーは、Biomek iシリーズの自動ワークステーションに直接統合することができ、スムーズな検体測定を可能にします。Echo 525は、このシステムにおいても、独立型の音響リキッドハンドラーとしても以下の利益をもたらします:
- 試薬の経費節約:Echo 525で25 µLから5 µLまでに減らすことにより、試薬の経費を80%まで節約
- 速度を高める:反応の設定およびターンアラウンド時間が最高で90%速い
- 持続可能性:チップレスのEchoは、プラスティック廃棄物量の削減の支援および持続可能性を支援することができます
ワークフロー製品情報
自動リキッドハンドラー
Biomek iシリーズ |
Echo 525 |
ウイルスRNA抽出キット
RNAdvance Viral試薬キット-768個 |
RNAdvance Viral XP試薬キット-1056個 |
は、研究に用いられるものです。
Biomek自動ワークステーションは、病気その他の症状の診断での使用を目的としたものではなく、検証もされていません。
音響リキッドハンドラーは研究上の使用のみが対象。病気その他の症状の診断での使用を目的としたものではなく、検証もされていません。
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Warsaw Genomicsの背後の物語
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