固定角ロータ

固定角ロータは、沈降経路長が中程度で運転時間が短く、分解能が優れていることが特徴です。

固定角ロータでは、遠心中にチューブが一定の角度(通常、垂直から23°~38°の角度)で保持されます。基本的には、高速回転による少量から大量の遠心で、細菌や酵母などのペレッティング、懸濁液からのペレットの回収や微小粒子の除去、デブリの廃棄、等密度遠心によるDNA分離などののアプリケーションに用いられます。

ペレッティングの際は、ペレットをチューブの底の外側の壁に残す必要があり、この位置に残すことで簡単にペレットを回収できます。固定角ロータはペレットを簡単に回収する目的に適しています。

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