バイオ医薬品開発に向けた細胞株開発

バイオ医薬品開発に向けた細胞株開発

細胞株開発の自動化ソリューション

細胞株を用いた医薬品の開発・製造は、最先端のワクチン製造からがん治療のための抗体医薬品の開発に至るまで、バイオ医薬品産業で大きな変化をもたらしています。細胞株開発は複雑で煩雑な工程を多く含みますが、バイオ医薬品の製造工程において重要な役割を果たします。

有望なクローン候補を取得するためには、できるだけ多くのクローンの評価が必要となりますが、この作業は非常に煩雑で実験者の負担が大きいという問題があります。細胞株開発のプロセスを2種類の特徴のあるシステムで自動化することにより、実験者の負担を大きく低減しつつ、より速く信頼性の高いクローンを獲得することを可能とします。

ベックマン・コールターライフサイエンスの専門家チームは、皆様の細胞株開発ワークフローに対して、短期間で効率的に結果が得られるようにサポートします。


ベクター作製

ホストセルへの
トランスフェクション

初期クローンスクリーニング

後期クローンスクリーニング

継代安定性

マスターセルバンク作製

各ステップをクリックすると詳細が表示されます。

ベクター作製

ホストセルへの
トランスフェクション<

初期クローン
スクリーニング

後期クローン
スクリーニング

継代安定性

マスターセルバンク作製

タンパク質発現ベクターのデザインと作成

ベクターのトランスフェクションによる目的遺伝子のゲノム挿入

初期クローンスクリーニング(~ 10,000細胞株)システム例

信頼性の高いクローンスクリーニング

選択クローンの多世代にわたる安定性を確認

今後の開発に向けて細胞株を安定的に凍結保存


ベックマン・コールターの
細胞株開発トータルソリューション

 

細胞株開発を加速させる2つの自動化システム

細胞株開発では、数か月もの長期間に渡り、パッセージ、培地交換など、多くの煩雑な作業が発生します。細胞培養の工程を自動化することで、実験者の負担を低減すると共に、それぞれのプロセスのデータを自動で取得することが可能です。モノクローン取得、初期クローンスクリーニング(~10,000細胞株)、クローンの絞り込み(≦96 細胞株)において、それぞれの工程に最適化された 2つの自動化システムを使い分けることにより細胞株開発のプロセスを効率化することができます。

 
自動分注ワークステーション Biomek i7

自動分注ワークステーション
Biomek i-Series

研究者の実験工程に合わせてカスタマイズできる自動ワークステーション

Biomek i-Seriesは、高機能な自動分注装置であるとともに、柔軟なカスタマイズ性とソフトウエアにより、各種の装置との接続し、目的に合わせた実験ワークフローの自動化を実現します。抗体医薬品開発においては、CO2インキュベーター、セルカウンター、遠心機、プレートリーダーなどを接続することで、クローンや拡大培養、初期クローンスクリーニングなどの細胞株開発の工程を自動化することが可能です。

こんな方におすすめ

  • 実験規模や目的に合わせてフレキシブルな自動化をしたい
  • 細胞株開発の様々なプロセスを自動化したい
  • 初期スクリーニングクローン数などの、スループットを増やしたい

製品詳細はこちら

 
抗体産生株スクリーニングシステム Cydem VT

抗体産生株スクリーニングシステムCydem VT

信頼性の高いクローンスクリーニングのための統合されたシステム

Cydem VTは抗体産生スクリーニングのための完成されたシステムです。最大96クローンを、より制御された環境で、より詳細なデータを取得することにより、細胞株開発プロセスを加速します。
・最大96クローンを並列培養 ・個別にガス制御し、pHとDOをコントロール
・培地供給の自動化により数週間にわたったフェドバッチ培養 ・細胞数、生存率、IgG力価をモニタリング

こんな方におすすめ

  • クローンスクリーニングを自動化できる完成されたシステムが欲しい
  • より早い段階で詳細なデータでのクローンの選定を実施し、決定の信頼性を高めたい

製品詳細はこちら

 

細胞株開発ワークフローを一段上のレベルに引き上げませんか?

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