Cydem VTシステム
抗体産生株スクリーニングシステム
※国内販売開始は2025年後半を予定しております。
抗体産生株スクリーニングシステム Cydem VTは、 定評のあるベックマン・コールターライフサイエンスの複数の技術を1つに統合した高度なプラットフォームであり、細胞株開発における最適なクローンの選別を、はるかに効果的かつ高スループットに実行することができます。最良のクローンを選択するプロセスで有望なクローンの見落としを防ぎ、これまで以上の確信を持って作業に当たることができます。
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抗体産生株スクリーニングシステム Cydem VTの特長
ベックマン・コールターの複数の技術をひとつのプラットフォームに統合した抗体産生株スクリーニングシステム Cydem VTは、大きなプレッシャーのかかる細胞株開発のプロセスに、革新的な変化をもたらします。1回の実験で、より多くのクローンからより多くの知見を得ることができます。
バイオリアクターモジュール
- 4つの24ディープウェルバイオリアクタープレートで最大96クローンを並行培養
- 各ウェル独立したガス制御を可能にする独自のガス供給システム
- 培養に最適なpHとDOレベルを維持
細胞数計測・生存率計測モジュール
- 実験の全期間にわたり、細胞数と生存率を経時的に自動測定
- 少量のサンプルで精確な測定
- 多くの製薬企業で使用されるVi-CELL BLU生死細胞自動セルカウンター の技術を活用
抗体力価測定モジュール
-
IgG力価を経時的に自動測定
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クローンのIgG生産性を評価可能
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培養中の経時的な測定
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少量のサンプルで測定可能
リキッドハンドラー
- トップクローンスクリーニングに必要な機能を統合
- に制御されたフェドバッチにより、最適でないクローンを選択するリスクを低減
- 細胞播種と細胞密度ノーマライゼーションを自動化
- スケジュールビルダーによる、生死細胞数測定、力価測定、フェドバッチ、pH制御の実行
高いスループット
96 x 5 mL パラレルマイクロバイオリアクター
クローン選択の信頼性や精度を最大限に高める
個別のガス制御(CO2 、溶存酸素)によるpH制御、
フェドバッチ培養
様々な情報を早期に取得
培養期間中、システム搭載の機能で細胞数、
生存率、力価を定期的に測定
完全な自動運転
手作業とヒューマンエラーの減少、
コンタミネーションリスクの低下
細胞株開発を加速せさせる自動化統合システム
- 細胞数、細胞生存率、抗体力価、pH、溶存酸素を自動測定する機能を搭載した、完全なソリューション
- 最大3日間マニュアル操作不要で自動運転
- 培養細胞の自動播種
- スケジュールビルダーによる各種測定、フィーディング戦略、pH制御の設定
- 取得したデータを統合し、csv形式で簡単にエクスポート可能
96クローンの14日間のクローンスクリーニング。実験中の生細胞密度と抗体力価を表示。増殖と生産性のパフォーマンスが異なる10のクローンのデータを表示。
仕様 | 説明 |
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全体の寸法(装置+ワークステーションカート)1 |
• 幅: 183 cm (72 iインチ) • 奥行き: 82 cm (32 インチ) • 高さ: 228 cm (89.5 インチ) (ドアを閉じた状態) • 高さ: 233 cm (91.5 インチ) (ドアを開けた状態) |
装置 寸法1 |
• 幅: 170 cm (67 インチ) • 奥行き: 82 cm (32 インチ) • 高さ: 142 cm (56 インチ) (ドアを閉じた状態) • 高さ: 147 cm (58 インチ) (ドアを開けた状態) |
ワークステーションカート 寸法2 | • 幅: 183 cm (72 インチ) • 奥行き: 82 cm (32 インチ) • 高さ: 85 cm (33.5 インチ) |
重量 | • 総重量: 567 kg (1250 ポンド) • 装置のみ: 340 kg (750 ポンド) • ワークステーションカートのみ: 227 kg (500 ポンド) |
1 HEPAフィルタを含む
2 ワークステーションカートはCydem VTシステムに付属します
正面 |
側面 |
正面(ドアを開けた状態) |
Cydem VTモデル
よくある質問
Cydem VTシステムはチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞の振とう培養をサポートしています。
Cydem VTシステムでは、特定のウェルに供給するガス交換(CO2)でpHや溶存酸素(DO)を制御したフェドバッチ培養を96クローンで行うことが可能です。リキッドハンドラーにるpH調整液供給で、さらに精密なpH制御が可能です。
抗体産生株スクリーニングシステム Cydem VT は、5 mLマイクロタイタープレートを用いた並列振とう培養で最大96のクローンをスクリーニングできます。
Cydem VTシステムは Valita Titer Assay技術 を使用しており、Fc領域を有する全てのヒトIgG分子(IgG抗体の4つのサブクラス[IgG1、IgG2、IgG3、IgG4]の標準的な抗体、二重特異性抗体、融合タンパク質)を定量することができます。
技術資料はこちらからご覧ください。
3~5mLです。
このシステムは、pHと溶存酸素(DO)、モノクローナル抗体(mAb)力価、細胞数、生存率を、システムに搭載された機能を用いて定期的に自動測定します。