臨床検査での導入事例(ユーザーインタビュー)
当社のフローサイトメーターは、様々な病院の検査室で使用されています。
本ページでは、臨床検査室でどのようにフローサイトメトリーが使用されているか、導入の経緯やご施設でのワークフローなどについてのインタビュー記事をご紹介します。
※インタビュイーのご所属はインタビュー当時のものになります。

現場に寄り添うサービスサポートと
変化に備える一台
神戸大学医学部附属病院 遺伝子検査室
松本 久幸 先生
野口 依子 先生
国立大学法人神戸大学医学部附属病院は、高度医療を提供する大学病院として、地域医療の中核を担っています。なかでも遺伝子検査室では、造血器腫瘍の診断や免疫細胞の解析において、以前からフローサイトメトリー検査が行われており、重要な役割を果たしてきました。今回は、導入の経緯や運用後の変化、今後の展望について、遺伝子検査室の松本 久幸 先生と野口 依子 先生にお話を伺いました。

フローサイトメトリー検査を分割し、
測定装置の特長を活かすことで生じる作業効率向上とその先
札幌医科大学附属病院
検査部 主任技師
盛合 亮介 先生
検査部では汎用型フローサイトメーターであるNavios(2014年導入)とNavios EX*(2019年導入)に加えて、末梢血リンパ球サブセット検査専用フローサイトメーターとしてAQUIOS**を追加導入しました。汎用型フローサイトメーターと末梢血リンパ球サブセット検査専用フローサイトメーターを所有することの利点について検査部主任技師の盛合 亮介 先生に話を伺いました。

劇的に変わったワークフロー
- AQUIOSによるCD34陽性細胞数測定 -
大阪市立総合医療センター
医療技術部臨床検査部門輸血検査室
金髙 克成 先生
大阪市内最大の病院である大阪市立総合医療センター輸血検査室は2023年にAQUIOS 全自動クリニカルフローサイトメーターを導入しました。なぜAQUIOSを選定したのか、ご施設のワークフローにおける問題点にどのように貢献できたのかを、大阪市立総合医療センター医療技術部臨床検査部門輸血検査室の金髙 克成 様にお話しを伺いました。

検査の効率化と精度向上を実現
神戸大学医学部附属病院 遺伝子検査室
松本 久幸 先生
野口 依子 先生
国立大学法人神戸大学医学部附属病院は、高度な医療を提供する大学病院として、地域医療の中核的な役割を担っています。同院の遺伝子検査室では、検査業務の効率化と精度向上を目指し、フローサイトメトリーを活用した検査を実施しています。この度、ベックマン・コールター社の自動サンプル調整システムCellMekSPS*とコンパクトクリニカルフローサイトメーターDxFLEX**を導入し、検査体制を強化しました。今回は、導入の背景や効果、今後の展望について、松本久幸先生と野口依子先生にお話を伺いました。

最善の総合医療を提供し、疾病の克服と健康の増進を通じて社会に貢献する
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院
中央検査部門 主任臨床検査技師
大城 雄介 先生
国立国際医療研究センター病院は、「最善の総合医療を提供し、疾病の克服と健康の増進を通じて社会に貢献する」ことを理念とした、ナショナルセンターとしては唯一の総合病院です。日々多くの患者さんの診療を行う同病院の検査、特にフローサイトメトリー検査に注目してお話を伺いました。

高精度の迅速診断に向けて
- Navios EXによる造血器腫瘍細胞の10カラー解析の導入 -
兵庫県立がんセンター
検査部 検査技師長 芳賀 由美 氏
血液・輸血部門 リーダー 米澤 賢二 氏
兵庫県立がんセンター(兵庫県明石市: 400床)は「科学と信頼に基づいた最良のがん医療の推進」を基本理念に地域に密着した医療を提供している。2017年12月より血液・輸血検査室ではハイエンドクリニカルフローサイトメーター Navios EXの最上位モデルとなる3レーザー10カラーモデルを導入することで10カラー解析を始めた。

10カラーフローサイトメトリーを用いた細胞マーカー解析の有用性
兵庫県立がんセンター
検査部長 / 血液内科部長(診療科長)/ 血液・輸血検査室長
村山 徹 先生
2017年12月に検査部血液検査室では、ベックマン・コールターのNavios EXハイエンドクリニカルフローサイトメーターの最上位モデルとなる3レーザー10カラーモデルを導入し、10カラー解析を実施することで、従来の検査方法の約4倍の細胞表面マーカーの同時解析を実施することが可能となった。これにより、フローサイトメトリー検査結果の精度・信頼性が飛躍的に高まった。

フローサイトメーターを導入した経緯や導入後の現状について
順天堂大学医学部附属静岡病院
検査室
静岡県東部地区の基幹病院である順天堂大学医学部附属静岡病院は、血液疾患症例も多く、より迅速な検査を目指してNavios EX、TQ-Prep システム、PrepPlus 2 システムを導入しました。フローサイトメーターを導入した経緯や導入後の現状について検査室の皆様にお話しを伺いました。

小児白血病治療における中央診断
- 小児白血病グループ研究統合の中での変遷 -
国立成育医療研究センター
小児血液・腫瘍研究部
部長 清河 信敬 先生
さまざまなタイプから成る小児白血病に対して効果的な治療法を選択するためには、精度の高い標準的な解析法により正確な診断を得ることが必要不可欠です。本インタビューでは、中央診断の概要、小児白血病のグループ研究の中で中央診断を担当することになった経緯と現在までの変遷についてお話を伺いました。

小児白血病治療における中央診断
- 小児白血病中央診断の現状 -
国立成育医療研究センター 小児がんセンター
小児がん免疫診断科
診療部長 出口 隆生 先生
小児白血病の抗がん化学療法の有効性は高いものの、治療による晩期障害は重要な問題であるため、迅速で質の高い診断により治療を層別化し、病型や予後に応じた適切な強度の治療を選択することが重要な課題となっています。本稿では、全国から依頼される小児白血病検体に対するフローサイトメトリー法を用いた診断方法やその有用性、検体の受付から診断結果返却までの流れ、中央診断における今後の展望などについてお話を伺いました。

院内検査室におけるフローサイトメトリー検査
国家公務員共済組合連合会 虎の門病院
臨床検体検査部 部長、臨床生理検査部
部長 小池 由佳子 先生
地域がん診療連携拠点病院である虎の門病院は、血液内科の病床数も多く造血幹細胞移植推進拠点病院となっております。今回、虎の門病院のフローサイトメトリー検査の実際についてお話を伺いました。

フローサイトメトリーによる造血器腫瘍解析検査の病院内実施がもたらすもの
広島赤十字・原爆病院
病理医 藤原 恵 先生
臨床検査技師 塔村 亜貴 氏
国内医療施設ではFCM検査は省力化等の理由で外注化されることが多い中、FCM検査を外注化せずに病院内で実施する利点について広島赤十字・原爆病院の病理診断科部長の藤原 恵 先生と輸血部血液検査課長の塔村 亜貴 氏にお話を伺いました。