SuperNova ポリマー蛍光色素

SuperNova標識抗体:より鮮明な次世代ポリマー蛍光色素を標識した抗体
ベックマン・コールター ライフサイエンスが新たに開発した次世代ポリマー蛍光色素SuperNova 標識抗体は、フローサイトメトリーにおいてこれまでの蛍光標識よりも高い輝度を示すだけでなく、独自の配合によって非特異的染色を抑えることが可能です。
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図1:SuperNova v428の励起光および発光スペクトル |
SuperNova v428
- SuperNovaシリーズの第一弾の色素 シリーズではじめてとなる色素
- 最大励起波長414 nmを示し、バイオレットレーザー(405 nm)で励起
- 発光ピークは 428 nm
- 50/50バンドパスフィルタまたは同等物を用いて検出可能
バイオレットレーザーで励起可能な明るい色素であるため、特に発現が弱いマーカーの評価に適しています。
SuperNova タンデムポリマー蛍光色素
SuperNova v605 および SuperNova v786 はタンデムポリマー蛍光色素であり、コアポリマー蛍光色素としてSuperNova v428を用いています。そのため、これらの色素は共通の吸光特性を有しており、414 nmが最大励起波長です。最大発光波長はそれぞれ605 nmおよび786 nmのため、フローサイトメーターの610/20 nmおよび780/60nmのバンドパスフィルタを用いて検出されます。
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図2:SuperNova v605の励起光および発光スペクトル (PBS中のSuperNova v428のλexc=405 nm) |
図3:SuperNova v786の励起光および発光スペクトル (PBS中のSuperNova v428のλexc=405 nm) |
オーダーインフォメーション
SuperNova v428、SuperNova v605およびSuperNova v786は、受託蛍光標識サービスによりカスタムオーダー品としてご希望の抗体に標識してご提供いたします。
SuperNova タンデム色素技術
SuperNova v428はベックマンが独自に開発した高輝度ポリマー色素です。このポリマー色素はアミンで活性化、マレイミドの活性化によりタンデム標識が可能となります。ポリマー色素の構造が硬いため、回転エネルギーが小さくなり、明るい発光が得られます。これに加えて、当社独自の処方による優れた製造方法により、FRET効率の最適化と安定性の向上を実現しています。
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図4:SuperNova ポリマー蛍光色素テクノロジー |
SuperNovaポリマー色素標識の詳細については、当社までお問い合わせください。
.本製品は研究用試薬です。診断用にはご使用いただけません。
お問い合わせ
SuperNovaはサンプルもご用意しております。
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