フローサイトメーターCytoFLEXでの細胞外小胞の分析

See how using the CytoFLEX enabled researchers at the Williams' lab to study extracellular vesicles and a combination of biomarkers that led to the eventual development of a novel liquid biopsy in prostate cancer.

"私の研究室では、検出プラットフォームとして細胞外小胞を利用することに大きく焦点を当てています。ほとんどの細胞から放出されるこの小さな粒子に着目し、由来する組織が健康であるか病気であるかをその粒子が反映しているかどうかを研究するために、この粒子のさまざまなバイオマーカーを調べています。

我々は、乳がんや前立腺がんなどのさまざまな種類のがんの診断および予後指標として細胞外小胞を利用することに関心を持っています。そして、その構造とバイオマーカー組成について深く知ることで、新しいタイプのスクリーニング検査と予後検査を臨床に提供できるようになることを願っています。

我々は、この粒子の構造を視覚化する電子顕微鏡と、そのマーカーがわかるウエスタンブロットの実験に関して、研究者たちが望むような標準的検証方法を確立したいと考えています。

フローサイトメトリーの利点の1つは、単一小胞のマーカーの組み合わせを検出できることです。組織特異的マーカーによって小胞の由来を知ることができ、そして実際に個人の健康状態について教えてくれる小胞上の他のタンパク質や糖鎖を確認できることは本当に素晴らしいことです。この小胞がこのマーカーの組み合わせを持っているということを、他の技術では実際に知ることはできません。フローサイトメトリーは、その由来から健康または疾患状態でその細胞に起こったさまざまな変化まで、細胞外小胞がもつ多くの情報を提供する本当に強力なツールになります。

細胞外小胞に異なるマーカーを使用して、進行型のがんであるかどうかを判断できます。本当に重要なのは、これをすばやく確認できる検出プラットフォームがあることです。したがって、血漿サンプルを分析し、多くの時間のかかる技術を使わずに細胞外小胞のバイオマーカーを分析できるようにしたい場合、私たちはナノスケール フローサイトメトリーを使用します。これにより、目的の抗原に対する抗体を使用して、これらが細胞外小胞に存在するかどうかを確認できます。次に、これらが私たちの探している真の細胞外小胞であり、私たちの目的のバイオマーカーが含まれていることを示ししているか、標準的な方法で検証を行います。

しかし、目的の抗体で処理した血漿を流すことができるこのハイスループットなプラットフォームがあるので、私たちは健康または疾患状態かどうかによって変化する集団を見ることができます。 したがって、CytoFLEXは本当に強力なプラットフォームであり、CytoFLEXを使用すると、これらの小胞の複数のマーカーを確認し、その由来の組織に関する詳細な情報が得られ、細胞外小胞に関する研究をより進めることができるとわかったので、この方法を臨床環境に移せば大きな可能性があると私たちは考えています。"

Dr. Karla Williams, Asst. Professor
University of British Columbia Vancouver