CytoFLEX nanoコマーシャルトーク @ISAC Cyto 2024
フローサイトメトリーが拓くナノスケール解析の新領域
フローサイトメトリーがナノスケール粒子の測定に有用であることは、以前から疑いようのないものとされてきました。しかし、実験設計や粒子の精査を行うための堅牢で再現性の高いフレームワークを構築するうえでは、今も多くの課題が残っています。この背景には、従来のフローサイトメーターの検出限界が大きく影響しています。細胞を測定するための枠組みは、サブミクロン粒子の解析要件には合いません。市販のハードウエアシステムやそれに付随するトレーニングは細胞測定のために設計されており、サブミクロン粒子のように機器ノイズのほぼ限界で測定する対象に対応するには、サンプルやシース流路、光学検出の配置や設定、精査設定を大幅に調整する必要があります。報告されたデータの信頼性に確信を持つためには、サンプルを厳重に管理し、広範なアッセイ要件を満たさねばなりません。さらに、フローサイトメトリーの装置固有の単位を、他の測定法と比較できる標準化された測定単位に変換するため、キャリブレーション手法の評価と選定が必要です。
本プレゼンテーションでは、市販装置の課題を解消するために開発された、新しいハードウエアベースのアプローチを紹介します。扱いやすいワークフローと高いアクセス性を兼ね備えたサブミクロン専用のアナライザーは、研究者が自信を持ってサブミクロン粒子を生さし、選択したキャリブレーション手法を用いて標準化可能なデータを作成するためのツールです。
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