フロー初心者Karanの体験談

Karan Khannaはそのキャリアを薬剤師としてスタートしました。しかしその後、細胞外小胞の持つ可能性に魅せられ、全く違う方向へ進むことを決意したのです。この研究分野で彼が目にした可能性、なぜキャリアを変更したのか、そして興味をひかれたこのチャンスについて、Karanの話をお聞きください。

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1年半ほど前、Williams博士に乳がんと前立腺がんの研究について尋ねるため連絡を取ったところ、フローサイトメトリーを使用して前立腺がん患者の細胞外小胞の特性評価をするために行っている内容について話してくれました。

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私はその研究にとても興味をそそられました。
博士は私に研究プロジェクトへの参加を提案してくれました。その夏、がんの予後指標および診断指標としての細胞外小胞の可能性について私は確信しました。
細胞外小胞の分野はほとんど未開拓のままで、発見されるのを待っています。

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ウィリアムズ博士の研究室で働く前は、薬学部を卒業し、つい最近薬剤師として働き始めたところでした。
しかし、私は自分に挑戦し新しい問題を解決する手助けがしたいと思い、博士課程の学生として彼女の研究室に参加しました。

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これまでは、フローサイトメトリーを使用した経験はありませんでした。実際、学部で必修の基本的な化学や生物学の授業を除いて、ラボで働いたことも全くありませんでした。
Williams博士が初めてCytoFLEXを紹介してくれたときにはとても複雑な機械に見えました。でも2、3回使用で、ソフトウェアの使用方法と多数のサンプル分析の速さを直感的に理解していました。
だいたい4〜5回使用したくらいで、私は実際にソフトウェアのコツをつかみ、フローサイトメトリーが実際にどのように機能するかを理解しました。
 
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CytoFLEXを使用することで、多数の疾患のモニタリングにかかるコストを削減できるハイスループットメソッドが使用できます。
CytoFLEXを使用する上での最良の点は、サンプルを準備して機械に入れたら、機械から離れて他の実験を行うことができ、作業が完了したらすぐに機械に戻ってデータ分析ができることです。

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Williams博士と私が取り組んでいたプロジェクトは、前立腺がんの細胞外小胞の特性評価に関するものでした。
ナノサイズの検出ができるフローサイトメトリーを使用して、さまざまな前立腺組織固有のバイオマーカーを分析しました。
前立腺がん患者で過剰発現していると思われる前立腺特異的膜抗原(PSMA)もそのうちの1つでした。
血液サンプルを収集することで、これらのがん患者のリスク層別化に役立つ新しいリキッドバイオプシーを開発しました。

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Williams博士とこのプロジェクトに取り組んだことで、さまざまなバイオマーカーの発見に関して私たちの行く末にとてもワクワクしています。
そして、私たちがこの短期間で収集したデータは、博士と一緒に前立腺がんだけでなく将来的には他のさまざまな疾患についてのプロジェクトにも取り組みつづける後押しになっています。

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薬剤師としての仕事からキャリアを変えるきっかけとなったのは、患者さんの生活に新しい積極的な変化をもたらす能力でした。
私たちの研究室で行っている研究は、個別化された患者ケアを通じて人々を治療し、支援する方法に革命を起こす能力を持っています。