Valita Titerアッセイvs. 従来のIgG抗体測定技術
抗体医薬品の開発およびその後の製造過程において、免疫グロブリンG(IgG)の正確で迅速、かつハイスループットな測定は不可欠です。
ですが、一部のIgG抗体測定法(ELISAやProtein A HPLCなど)では、サンプル調製に手間がかかるだけでなく、複数の試薬が必要で、結果を得るまでに数時間かかる場合があります。採算性の高い細胞株作製のため、何百、何千ものクローンの測定を行う場合、この数時間が積み重なって大きなロスとなるだけでなく、ワークフローが複雑なものとなってしまいます。
Valita Titerアッセイでは、サンプルの前処理、追加の試薬、洗浄が不要なため、わずか15分で96ウェルまたは384ウェルフルプレートの調製および測定が可能です。
分析属性の比較
Valita Titer アッセイは、クルードな細胞培養サンプルを直接測定することができる迅速かつハイスループットなIgG抗体定量キットです。ウェルプレートフォーマットは96 ウェルと384ウェルの2種類、検出範囲も2.5~100 mg/Lと100~2000 mg/Lの2種類です。以下の表で、クルードな培養サンプルを、Valita Titerアッセイ、バイオレイヤー干渉法(BLI)、Protein A、HPLC、ELISAを用いてIgG抗体測定した結果を比較します。
リンク集
Valita Titer 384ウェルプレートを用いたIgG定量スループットの向上
Biomek i-Series自動分注ワークステーションによるValita Titer IgG抗体定量アッセイの自動化
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バイオプロセスの未来
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