Valita Aggregation Pureアッセイワークフロー
96ウェルプレートベースのValita Aggregation Pureアッセイは、タンパク質濃度200 mg/L - 2,000 mg/Lのサンプルで検証されており、1,000 mg/Lでの凝集検出限界は0.5%であり、迅速でハイスループットなIgG凝集解析が可能です。
このアッセイは、現在市販されている中でも最も速く簡単に結果が得られる凝集評価ソリューションの一つで、蛍光偏光測定機能を搭載したマイクロプレートリーダーにより測定できます。
抗体凝集をわずかな時間で評価できるため、プロセス開発ワークフローが大幅に強化され、どの段階でも凝集を簡単に評価できます。
精製したサンプルをValita Aggregation Pure アッセイプレートに添加して室温でインキュベートし、蛍光偏光搭載のプレートリーダーを使用してIgG凝集を測定することでわずか15分で結果が得られます。
PBSおよびタンパク質サンプルを添加して混合
室温で5分間インキュベーション
プレートリーダーのFP測定モードで凝集を測定
Valita Aggregation Pure アッセイの測定原理
Valita Aggregation Pureアッセイは、現在販売されているタンパク質凝集評価アッセイキットで最も速く簡単に結果が得られるタンパク質凝集評価法の一つであり、自動化も簡単です。そして、それを可能にしているものの一つが、蛍光偏光による測定テクノロジーです。蛍光偏光法は溶液中の結合イベントのモニタリングに幅広く利用されている技術で、偏光で励起された蛍光プローブは一定の角度の偏光を発する、という知見に基づいています。実際に放出される励起光の偏光度は、分子の回転速度と直接的に関連しています。結合したプローブの量と、偏光が維持される度合いが直接相関するため、光偏光を測定するだけで、Valita Aggregation Pureアッセイでタンパク質凝集を評価することができます。

Valita Aggregation Pure アッセイプレートは、溶液中で凝集体に結合するプローブでプレコートされています。これにより、蛍光偏光測定機能が付いたマイクロプレートリーダーと、ローダミンなどに対応する赤色の蛍光用フィルタさえあれば、効率的かつ迅速にIgG凝集の評価ができます。
お手持ちのプレートリーダーでのValita Aggregation Pureアッセイを用いた測定が実証されているかについては、以下の実証済プレートリーダー一覧でご確認ください。
| Manufacturer | Instrument | Recommended Parameters |
|---|---|---|
| BMG | PHERAstar | Download |
| Tecan | Spark | Download |
| Tecan | Spark Cyto | Download |
| Biotek | Synergy H1 | Download |
| Biotek | Cytation 1 | Download |
| Biotek | Cytation 5 | Download |
| Biotek | Synergy Neo 2 S (single top PMT) | Download |
| Biotek | Synergy Neo 2 (dual top PMT) | Download |
この一覧表は常に更新されています。お手持ちのプレートリーダーが記載されていない場合、現在検証中の可能性があります。プレートリーダーのモデルや設定について確認したい場合、その他ご不明な点がある場合は、お気軽にお問い合わせください。
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