試料の分散法
試料の分散
湿式測定の場合、試料を液体中にいかに分散するのが、粒度分布測定結果の良否であり、しかし、粒子径が小さいほど分散は困難となり、再凝集しやすくなる。
そのため安定して懸濁液を調製するには、まず試料に適した分散媒、分散剤を選択する必要がある。粒度分布測定に用いられる分散媒に要求される性質は、試料によく濡らすこと、試料が溶解しないこと、試料が膨潤や収縮を起こさないこと、試料と化学反応を起こさないことが挙げられる。
分散剤および分散媒の選定方法
よく使われる分散媒:
親水性:水、低級アルコール等
疎水性:高級アルコール、有機溶媒(ケトン系)等
よく使われる分散剤:
ピロりん酸ナトリウム(Napp)、ヘキサメタりん酸ナトリウム(NaHMP)、リン酸三ナトリウム(TSP)、低級アルコール、アセトン、界面活性剤。
界面活性剤を使用する場合、界面活性剤を試料とよく練ってから、分散効果が高まる。
分散剤(商品)
| Part No | 商品名 |
|---|---|
| 6600703 | 分散剤タイプⅠA(非イオン性)(15mL×5本入) |
| 6600704 | 分散剤タイプⅠB(非イオン性)(15mL×5本入) |
| 6600705 | 分散剤タイプⅠC(非イオン性)(15mL×5本入) |
| 6600706 | 分散剤タイプⅡA(陰イオン性)(15mL×5本入) |
| 6600707 | 分散剤タイプⅢA(陽イオン性)(15mL×5本入) |
| 6600708 | 分散剤キット(5本入) |
分散方法
主な分散装置
マグネチックスターラー、ミキサー
超音波バス(試料を共振点に置くこと)、
超音波ホモジナイザー
分散時間の決定
5~10分(150Wバス超音波)
超音波ホモジナイザー(照射時間は5分以内)
分散程度の評価
ゼータ電位による評価
pHによってゼータ電位が大きく異なる。
分散剤の添加および濃度の調整によって、ゼータ電位を制御することが可能。
沈降過程の観察による評価
粒度分布測定による評価

分散と測定時サンプリング誤差
