DURAClone IM TCR

成熟したT細胞は、主要組織適合性複合体(MHC)分子に結合した抗原を低親和性で認識できるT細胞受容体(TCR)を発現する。TCRは可変であるαおよびβタンパク質鎖のヘテロ二量体からなるものと、γおよびδタンパク質鎖からなるものが知られている。これら2つのサブポピュレーションの割合は、免疫と寛容において重要であると考えられており、そのメカニズムについてはまだ研究中である。DURAClone IM TCRパネルは、TCRαβおよびTCRγδタンパク質鎖の発現を評価し、TCRγδ+ T細胞間のVδ1+およびVδ2+サブセットを検出することができます。この製品には、ワークフローの改善をもたらすドライ抗体試薬技術が用いられています。

  • CD3、CD4、CD8、CD45、HLA-DR、TCR αβ、TCR γδ、TCR Vδ1、TCR Vδ2を含む安定したポピュレーションの同定を提供する蛍光色素を組み合わせた9つのマーカーのコンビネーション
  • 抗体の混合作業を不要にする、ユニット化されたアッセイの中で事前調整されたパネル
  • ロットが一致したタンデム色素と3つの補正キットを含み、1キットあたり25テストを実施可能

研究目的のみで使用し、診断には用いないでください。

特長

専門性

  • T細胞コンパートメントにおけるTCRタイプの相対的な割合を同定するための実証済みのマーカーの組み合わせ
  • 異なる研究課題に合わせて変更可能なドロップインマーカーを追加するためのオープンチャンネル
  • アッセイの精度とロット間の一貫性を考慮した設計

効率性

  • 異なる抗体ロットの滴定に費やされる時間を削減します
  • マスターミックスカクテルの準備に伴う無駄を削減
  • 簡単な在庫管理

一貫性

  • エラーが発生しやすいピペッティング手順を不要にするユニット化されたアッセイ
  • 精度を向上させるために、ロットが一致した蛍光補正コントロール用のタンデム蛍光色素を含む
  • 乾燥した状態のため、ストレス条件下において、液体よりも試薬の性能をより良い状態で維持

使いやすさ

  • 検証済みのパネルデザインですぐに使用可能なアッセイ
  • サンプルの前処理と染色処理を含む
  • サンプルを追加し、インキュベート、洗浄および採取するだけの合理化されたワークフロー

製品モデル

技術資料

資料が見つからない場合は、 こちらの検索ページでご確認ください