お客様の声

「私たちの研究室にBioLector を導入して、本当に良かったと思っています。BioLectorは非常にパワフルで使いやすく、様々な培養条件下で微生物株の挙動やパフォーマンスを迅速に評価することができます。ハイスループットなので、酵母のPichia pastorisを用いた私たちが持つ様々なタンパク質製造技術を多用することができます。BioLectorの機能の中でも特に素晴らしいと感じるのは連続流加機能です。高酸素条件とフラワープレートの機能、適切なpHに制御することで酵母の増殖が活発になり、さらに連続流加機能と併せることで、高い細胞密度でのフェドバッチ培養が可能になりました。そのおかげでバイオリアクターでの微生物株の挙動予測が可能になり、信頼性の高い結果が得られるようになりました。 BioLectorを使えばわずか2、3日で多量のデータを取得できます。また、マイクロスケールの培養から生産培養までのプロセス開発にも役立ち、培養プロセスの最適化が素早く行えました。」
Aid Atlic

「BioLectorシステムは、異なる培地や環境条件下での微生物の反応をリアルタイムに解析するためのパワフルなツールです。酸素制御は早く正確、そのためリアルタイムに得られる生菌数、蛍光、溶存酸素データも非常に正確に得ることができました。私たちの研究室にBioLectorシステムを導入して本当に良かったです。 この先もm2p-labs(現:ベックマン・コールター)から色々サポートをしていただければと期待しています。」
Dr. Patrick Kwan Hon Lee
「BioLectorを使うことで培地中の溶存酸素やpHをリアルタイムでモニターし、そこから、微生物株がどのように培養されるか、あるいはストレスにどのように反応するか、といった有益な情報を得ています。また、これまでにBioLectorシステムで遺伝子調節エレメントのスクリーニングを実施し、代謝工学における貴重な見識も得られました。」
Jannick Imback and Thomas Tange

「私たちBiochemical Engineering and Cell Cultivation Techniquesセンターは、2012年からチューリッヒ応用科学大学(ZHAW)内の研究所にBioLectorを導入しました。これまで、 MRSA 抗体のプロセス開発やウイルス様粒子(VLP)ワクチンのプロセス開発、 CHO 細胞株からの抗体生産用培地の最適化や、合成培地開発のためのスクリーニング、昆虫細胞を使用した研究など、様々なプロジェクトにBioLectorを使用してきました。2020年には、ハイスループットな培養に特に有用なBioLectorを使用して、オンラインで生菌数やpH、溶存酸素をモニターすることで、ウイルス様粒子(VLP)技術を基盤としてCOVID-19ワクチンをバクテリアで生成するためのプロセス開発を行いました。このように、実験系のデザイン、様々なクローンや培地を使用して、培養や生産のパラメータを比較的短時間で検証、評価することができます。そのため、 最初にBioLector で重要なパラメータを評価し、次に振とうフラスコ、 ambr250ベンチトップバイオリアクターシステムでの評価検討することで、パイロットスケールまでのスケールアップを早期に達成することができました。その際にも、m2p-labs (現:ベックマン・コールター)の方がアドバイスなど、私たちのラボをサポートしてくれました。そのおかげで私たちはプロジェクトを完了させることができました。」
Cedric Schirmer

「自動分注システムと、パラレル培養での微生物のリアルタイム増殖評価測定を組み合わせることで、従来の振とうフラスコによる培養と比べより少ない時間と原材料で、生物学的データを得ることができるようになりました。」
Dr. Kocharin Kanokarn

「私のチームはm2p-labs (現:ベックマン・コールター)がサポートするRoboLectorシステムを1年以上使っています。 RoboLectorシステムを選んだのは、私たちの培養プロセス開発向上に必要な技術が搭載されていたからです。RoboLectorの導入以来、実験のスループットが大幅に向上すると同時に、より質の高いデータが得られるようになり、培養、分子生物学、化学研究に非常に役立っています。精密な全自動サンプリングと流加による48ウェルプレートの微生物培養制御によって、多くのプロジェクトで予想よりはるかに早く目標に達することができました。」
「RoboLectorの導入によって、培地開発や初期ステージのパラメータ開発を目的としたスクリーニングまたは最適化などの統計的な実験計画法 (DoE) を簡単に作成することができました。さらに、少しの調整のみでタンクリアクターにスケールアップすることができました。 RoboLectorに搭載されているpH、DO、生菌数、生産性(GFP、RFP検出)のオンラインでのデータモニタリング機能と解析ソフトウェアを使用することで、オービタルシェーカーでの培養よりも質の高いデータが得られ、フラスコでのルーチン作業が大幅に減りました。ディスポーザブル仕様は、培養のセットアップにかかる時間を短縮し、洗浄のために作業を中断することもありません。」
「BioLectorの技術は、小さな培養機器でありながらも、培養研究開発力の向上や、データの質を高めたいと考える全ての人に有用だと思います。」
Neil Triggs

「Joyn Bioは、 Ginkgo Bioworks との提携により、ハイスループットな合成生物学を得意としており、微生物株の開発も行っています。 BioLectorでは、初期段階の候補株を、他の培養槽よりもずっと多くの株をスクリーニングすることができ、培養段階を簡単にモニタリングしたり、後の解析で使うデータを集めたりすることができます。フラワープレートなどのユニークな仕様の培養プレートを使えば、効率的な酸素移動が必要な微生物株や、低酸素条件でよく成育する微生物株を使った培養が可能です。 m2p-labs (現:ベックマン・コールター)の装置は全てのステージで役立ち、おかげで研究プログラムを広げることができ、BioLectorシリーズのマイクロバイオリアクターを追加購入しました。ベックマン・コールターと製品を通して今後のさらなる良い関係が築けることを期待しています。」
Kelly S. Smith, Ph.D.

「RoboLectorを使えば、培養に使用する培地を速く効率よく最適化することが可能です。費用対効果の向上にも繋がります。培地調製とマイクロタイタープレートでの同時培養の組み合わせは、新たなバイオプロセスの開発に有益なツールです。」
Prof. Dr.-Ing. Percy Kampeis

「私は論文執筆時からすでにBioLectorを利用しており、大腸菌の新規発現系開発の際に、ハイスループットのスクリーニングツールとして大いに役立ちました。従来の振とうフラスコやディープウェルプレートを用いた培養と比較して、蛍光、生菌数、pH、DOのオンラインモニタリングにより、遺伝子発現に関する数々の新たな知見を得ることができました。現在は、 BIOMIN社のバイオプロセス開発チームの科学者として、 BioLector Proを使用しており、さらに一歩進んだ研究を進めています。流加速度とpH値の制御によって、バイオプロセスエンジニアリングのパラメータをマイクロタイタースケールでスクリーニングすることが可能です。その後、より大きなスケールへの培養移行が確実に行えます。このアプローチは大腸菌だけでなく、メタノール資化酵母 P. pastoris、プロバイオティクス、糸状菌にも使用できます。さらに、マイクロタイタープレートは標準的なフォーマットのため、従来型の遠心機で細胞分離が行え、さらに解析をおこなうためにマルチチャネルのピペッターを使って他のマイクロタイタープレートに移すことができ、非常に便利でした。」
Dr. Artur Schuller