BioLector XT 進化の歴史

 

2005

m2p-labsは2005年、ドイツのアーヘン工科大学のスピンオフベンチャーとして設立されました。ハイスループット微生物培養の世界に革命を起こし、研究者の日常業務ワークフローを改善することを目的としました。

設立後数年の間に、m2p-labsが生み出したマイクロ培養ソリューションは、数々のスタートアップビジネス賞やイノベーション賞にノミネートされ受賞しました。m2p-labsは、スクリーニングやバイオプロセスの最適化を目的としたマイクロリアクションや自動化ソリューションに注力し、継続して革新的な製品開発に取り組みました。

m2plogo

2007

2007年は、最初のマイクロバイオリアクター BioLectorを市場に投入し、大きな節目になりました。なぜなら、研究者が日常的に行う微生物培養のスループットや菌株のスクリーニングの効率を向上させることを意図した装置の上市であったからです。

m2p-BioLector

2008

続いて2008年に、特許を取得したマイクロタイタープレートFlowerPlateを発売し、48ウェルによるパラレル培養と、バイオマス、pH、溶存酸素(DO)、蛍光のオンライン測定が可能になりました。革新的な花形のウェル形状は、ミキシングとガス/溶液の流体制御を大幅に改善しました。

FlowerPlate

2010

2010年には、自動マイクロ培養のためのマイクロバイオリアクター RoboLectorを発売しました。このシステムは、お客様のワークフローに簡単に統合できる柔軟なシステムです。BioLectorのハイスループット培養とオンラインモニタリング機能に、ロボットシステムの精確なリキッドハンドリングが組み合わされました。

RoboLector

2015

2015年にさらに革新的なマイクロバイオリアクターBioLector Proを発売しました。このシステムは、スケーラブルなBioLector技術とマイクロ流体チップを組み合わせたものです。これにより、バイオマス、pH、溶存酸素(DO)、蛍光などをオンラインでモニタリング・制御しながら、バッチまたはフェッドバッチモードでハイスループットな培養を行います。

BioLector Proは、ワクチン開発、pHプロファイリング、栄養量や培地の最適化、菌株スクリーニング、生育特性評価など、幅広い用途で使用できるハイスループット培養装置として、世界中で注目を集めました。

BioLector Pro microbioreactor

2018

継続的な改善とお客様のニーズに合わせた革新的なソリューションを目指して、2018年にm2p-labsは低pHオプトード(pH4~6)を初めて発売し、続く2020年には「NextGen-Microfluidic Microtiter Plates」を発売しました。

NextGen-Microfluidic Microtiter Plates

2020

2020年末、ベックマン・コールター・ライフサイエンスは、セルヘルス、リキッドハンドリング、ラボオートメーション事業の拡大と、cell line developmentやプロセス開発のワークフローを強化するためm2p-labsを買収しました。

m2plabs-Beckman

2021

ベックマン・コールター・ライフサイエンスはお客様の声に耳を傾けてイノベーションを推進し、マイクロバイオリアクター BioLector XTを発売しました。次世代のハイスループット・マイクロバイオリアクターとして、バイオマス、蛍光、および好気性菌・嫌気性菌の主要培養パラメータをリアルタイムで評価し、お客様のバイオプロセス開発に必要となる深い洞察を速やかに提供することが可能です。

BioLector-XT

好気・嫌気培養条件でより多くのデータを取得

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