リリースノート

CytoFLEX用 制御・解析ソフトウエア
CytExpert バージョン2.5

新機能
  1. フローサイトメーターCytoFLEXが自動化システムによるApplication Programming Interface (API) で制御されている間は、CytExpertにGraphical User Interface (GUI)の表示がされます
  2. CytExpert APIは、全てのログイン方法(デフォルト、ユーザ マネジメントタイプ、電子署名対応タイプ)で使用できます。
  3. CytExpert APIは、全てのサンプルロード方法(Manual、Semi-automatic、 Plate Loader)で使用できます。
  4. CytExpertのFCSファイルのヘッダー部分に表示されるパラメータキーワードに一貫性をもたせました。
  5. ゲイン設定値を明確化するため、CytExpertは、ファイル名を「Recommended Gains」から「QC Gains」に変更しました。
  6. CytExpertは、レーザー名の最初の文字とバンドパスフィルタの中点を組み合わせてチャネル名を作成します(Violetレーザーの場合はV、Infraredレーザーの場合はIと表記します。チャネル名FITCはB525に、KO525はV525になります)。
  7. CytobankのURL変更に伴い、 CytExpert v2.5内のCytobankへのリンクを更新しました。
  8. QCプロセス中の561 nm(イエロー)レーザーパワーのスキャンアルゴリズムを小変更しました。
  9. スタートアップウイザード(System Startup Program)に、廃棄ポンプの洗浄工程が追加されました。

【 注意事項 】
 CytExpert v2.5 は、Windows 8.1およびWindows 10, 64-bitで検証を行い、この両OSでの使用がサポートされています。CytExpert v2.5は、上記以外のMicrosoft Windowsのバージョンでは検証を行っておらず、これ以外のいかなるOSでの使用もサポートされていません。Windows 8.1またはWindows 10, 64-bitへアップグレードされていないワークステーションをご使用の場合は、CytExpert v2.5をインストールされる前にサポートされているOSへのアップグレードをお勧めします。

バグの修正
  1. パスワード有効期限に関する情報が誤っている。
  2. QCレポートで、幅の値が完全には表示されない。
  3. ワークシートをPDF化すると、エクスぺリメントのファイルパスが正しく表示されない。
  4. 「Set As Sample Wells(サンプルウェルとして設定)」の下の命名規則のバグ。
  5. エラーメッセージ「保存できませんでした。ディスクの空き容量が不足しています。」
  6. Windowsのディスプレイ設定125%でワークシートをPDFファイルに変換した場合、PDFファイルのプロットが正しく表示されない。
  7. データを「Append data to existing file(データを既存ファイルに加える)」のオプションを使って取り込んだ場合、プロットのデータが正しくない。
  8. 表示言語が中国語に設定されている場合のLaser Configuration(レーザー設定) ウインドウの「Max High Current」および「Max Low Current」の位置が正しくない。
  9. コンペンセーション エクスペリメントファイルのファイル名の末尾にスペースが使われている場合、取り込みデータの保存ができない。
  10. カスタマイズされたパラメータが「0(ゼロ)」を含む場合、ソフトウエアがフリーズする。
  11. ゲートを「タイムプロット(Time Plots)」で使用した場合、統計値「Events/µL (V)」が正しく計算されない。
  12. CytExpert の管理者パスワード回復ツール(Admin Password Restore Tool)で、キーボードのテンキーから数字を入力できない。
  13. OSのディスプレイの表示スケールの設定が100%でない場合、PDFに変換されたファイルが正しく表示されない。
  14. ゲート名に「,」(カンマ)が含む場合、統計表を変換したCVSファイルは正しく出力されない。
  15. コンペンセーションエクスペリメントのチューブに元のサンプルタイプを細胞としたFCSデータを取り込んだ場合、チューブのサンプルタイプが細胞からビーズに変更されてしまう。
  16. データを「Export to CSV File(CSVファイルに書き出す)」を使って変換した場合と、「Export Tubes to CSV Files(チューブをCSVファイルに書き出す)」を使って変換した場合では、CSV値が同じではない。
  17. データ取り込み中、Windowsのスクリーンセーバが使用できない。
  18. エクスペリメントファイルのフォーマットに、NET Binary Formatterのセキュリティの脆弱性が認められる。

* 本製品は研究用です。診断用には使用できません。

 

CytoFLEX用 制御・解析ソフトウエア
CytExpert バージョン2.4

新機能
  1. 本ソフトウエアはWDM Beam Splitterの検出器構成の編集を可能とするものです。
  2. CytExpertソフトウエアは、必要に応じてオリジナル設定の構成、紫レーザー用ビームスプリッター構成、NUV/UVレーザー用ビームスプリッター構成の間で変更を行うためのスイッチ機能を備えています。
    1. オリジナル構成->紫レーザー用ビームスプリッター構成
    2. オリジナル構成->NUV/UVレーザー用ビームスプリッター構成
    3. 紫レーザー用ビームスプリッター構成->NUV/UVレーザー用ビームスプリッター構成
    4. NUV/UVレーザー用ビームスプリッター構成->紫レーザー用ビームスプリッター構成
    5. 紫レーザー用ビームスプリッター構成->オリジナル構成
    6. NUV/UVレーザー用ビームスプリッター構成->オリジナル構成
  3. WDM Beam Splitterの使用中は、IRレーザーをオフにする必要があります。
  4. CytExpertソフトウエアは統計値に幾何平均値を取得でき、また統計値をCSVファイルにエクスポートできます。
  5. メニューにCytobankのロゴ表示。(Cytobankへのログインまたは無料お試し版へのリンクです。リンクのアドレス:http://get.cytobank.org)

 

バグの修正
  1. ユーザーマネージメントモードではチューブを削除できなかったバグを修正しました。
  2. チューブ名に①を入れた場合、「New Tube」をクリックするとエラーダイアログが表示されるバグを修正しました。
  3. 本ソフトウエアは研究用です。診断には使用しないでください。

 

CytoFLEX用 制御・解析ソフトウエア
CytExpert バージョン2.3

新機能(ユーザーマネージメントモード、または電子署モード)
  1. アカウント・ポリシー
    1. パスワード・ポリシー
      1. 使用期限を設定可能
      2. 複雑さおよび最小長を設定可能
      3. 以前に使用したパスワードの繰り返し制限回数を12~24回の範囲で設定可能
    2. アプリケーションの休止状態に関するポリシー
      1. 休止時間(設定範囲:1~60分)で設定可能(アンロックにはパスワードが必要)
      2. 手動でのロック可能(アンロックにはパスワードが必要)
      3. ユーザがパスワードを忘れた場合には管理者がアンロック可能
    3. アカウント・ロックアウト・ポリシー
      1. 無効なログインが設定回数(設定範囲:3~10回)を超えて行われると、アカウントをロック
      2. アカウントのロックアウト期間を設定可能
  2. エクスペリメント保持期間
    1. エクスペリメントごとまたはエクスペリメントのバッチごと
    2. 設定可能期間:0~99,999日
    3. 規定期間内のエクスペリメントの保持をシステム管理
    4. バリデーション済みのエクスペリメントは修正不可
    5. エクスペリメントは保持期間後に削除可能
  3. 電子署名
    1. 最大3つの承認レベルで署名階層を設定可能
    2. 管理者は、承認の階層定義と名称を編集可能
    3. 承認レベル内の署名回数の設定
    4. エクスペリメントの否認には、署名階層における署名が複数回必要
    5. 署名階層の署名の完全実施により、エクスペリメントの妥当性を保証、修正を防止
    6. エクスペリメント内の署名ログ
    7. 連続セッションにおける初回電子署名時にはユーザIDおよびパスワードを入力
    8. セッション内におけるそれ以降の署名にはパスワードのみを要求
  4. ロールマネージャーに付与される新規の権限
    1. エクスペリメントおよびFCS ファイルの削除
    2. エクスペリメント保持期間の割当てと定義
    3. エクスペリメントの署名または否認
    4. 署名階層のセットアップ(構成)
  5. レポート:ワークシートの印刷
    1. ヘッダーおよびフッター
      1. ヘッダーにはエクスペリメントの名称およびExperiment Explorer(クローズドシステム)内のパスを記載
      2. フッターにはユーザ名、フルネーム、UTCオフセットを含むあいまいさのない日時、および署名に関連するコメントを記載
    2. レポートごとに複数サンプルデータのバッチとして印刷
    3. プロットのサイズを小さくし、A4用紙で横に4プロットを印刷可能
    4. プリントアウト時に、保存および監査証跡を円滑にするためのコメントを印刷
  6. 監査証跡
    1. バックアップと復元
    2. ワークシートの印刷
    3. Cytometer System startup
    4. Cytometer Daily clean
    5. Cytometer Deep clean
    6. Cytometer Prime
    7. 保持期間の設定
    8. 保持期間のオプションの設定
    9. Signature Sign
    10. Signature Reject
    11. アカウント・ポリシー
    12. エクスペリメントの名称の変更/移動
    13. エクスペリメントおよびFCSのエクスポート
  7. FCSファイルの保護
    1. WindowsのディレクトリではFCSファイル名を隠し文字化
    2. 3つのインストールモードすべてにおいてFCSファイルの整合性を確認
    3. データ改ざんの検出を容易にするためにFCSファイルのチェックサムを作成
    4. FCSファイルのデータの整合性の検証
改良点
  1. プレートタイプのライブラリにおける「Mixing Mode」の表示を「Plate Mode」に変更
  2. FCSファイルにカスタムキーワードSWVERを追加
バグの修正
  1. 使用不可となったアカウントに対する管理者アカウントの Forgot Password機能を修正
  2. ヒンジゲートの角度が90°を超えていた場合の停止条件の不備を修正
  3. エクスペリメントの名称における不正な文字を修正
  4. CytExpert HelpポインターファイルのIFUダウンロード用URLを更新
  5. 韓国語のWindows 10におけるモードレスダイアログを閉じる際のアプリケーションの例外
  6. QCレポートから欠失した情報
  7. サンプルフローレートが100イベント/秒未満の場合のQC Passを修正

本ソフトウエアは研究用です。診断には使用しないでください。

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