分析用超遠心機のセンターピースはなぜ「扇型」?
皆様 こんにちは。
ここでは、「遠心分離状態をのぞく “超”遠心機」で出題いたしましたクイズの解答をお届けいたします。
クイズは「分析用超遠心機にて使用するサンプルの入れ物 センターピースの形はなぜ「扇型」をしているのでしょうか?」でしたね。
扇型をしたセンターピースの形を観察していただければピンときましたね。図1が遠心中のセンターピースを遠心機の上からみたイメージ図です。
図1 センターピース拡大図
ブランク溶液(左)とサンプル溶液(右)が入ったセンターピース
図2 扇の要
扇型をした2つのサンプル室がありますがその”扇形”の”要”が超遠心の回転軸に一致しています。(図2)。溶液中のすべての粒子の挙動は回転軸から外側へ向かって直線的に沈降していきますから、センターピースの形状が扇型でないと粒子が側面に衝突してしまい正常な超遠心分析ができません。溶質がセンターピースへ衝突すると溶質がセンターピース壁面に付着する可能性がありますよね。つまり溶液中の溶質の量が変化してしまいます。従って、見かけの溶質濃度が変化してしまうのです。
それではセンターピースが扇型をしている理由は明確になったところでもう1問クイズです。
センターピースが扇型をしていることにより、溶質濃度(光学系により測定されるAbs値)は変化するでしょうか。もし溶質濃度が変化するとしたら、その現象の名前はなんと言うでしょうか。
答え合わせは「センターピースが扇型だから、溶質濃度が変化する?」で!
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