データの視覚化ツール
Cytobankは、ハイパラメータデータから、わかりやすく包括的な図表に素早く視覚化することで研究の生産性を向上させるとともに、論文や報告書に使用できる説得力のある図表を作成します。 Cytobankで作成される説得力のあるグラフィックは、臨床研究者、科学者その他の共同研究者間のコミュニケーションを飛躍的に向上させます。
Illustrations機能
Cytobankプラットフォームでは、Sample tagsを使用することでダイナミックな図表の作成が可能です。FCSファイルのファイル名は実験条件やサンプルの種類などのデータの背景を、それ自体で示してくれるものではありません。Sample tagsを使えば、実験条件の変数や科学的変数を Cytobank 内のFCSファイルに紐づけることができます。異なる治療条件やタイムポイントが含まれる複雑な実験であっても、プロットを一つ一つ構築する必要はありません。Sample tagsを figureの構成に使用すれば、変数に基づく視覚的比較のしやすい図を自動で生成してくれます。図表に様々なプロットタイプや統計を入れることもできます。
ヒートマップ
各サンプルが異なる条件下でどのような特性を有するのかを全体的に把握するのと同時に、シングルセルレベルでの分布も見ることができます。
図1:サイトカイン刺激後の各細胞サブセットにおけるSTAT3リン酸化を示すヒートマップ
サンバースト
ゲーティングの階層構造と統計情報を同時に見ることができる比較的新しいグラフ表示方法です。対象のポピュレーションにダイナミックにフォーカスする拡大表示で、データ間の階層構成の違いを明らかにします。
図2:メモリーT細胞サブセットのサンバースト図 データは DURAClone IM T Cell Subsets Antibody Panel を使用しフローサイトメーター CytoFLEX LX で取得。
用量反応
用量反応解析で、治療の影響を明らかにしたり、最適な化合物の用量を特定したりすることができます。シングルセルデータではバルクポピュレーションの研究では見ることのできない、重要な細胞サブタイプの挙動の発見につながる可能性があります。
図3:バルク(左)とシングルセル(右)での用量反応解析
*研究用です。診断には使用できません。