Coulter Electronics(1976~2009)
Epics Vおよび750シリーズ - 1979~1985年
実質的には5ワットのアルゴンイオンレーザー測定装置でありながら、複数パラメータデータの分析システム、フロッピードライブ、グラフィックスプリンターを備えたシリーズ
EPICS V コールターが1953年に特許出願したモデル |
EPICS V Dual Laser 最初のコールターカウンターの手書き広告原案(1956年) |
EPICS 541 コールターが1953年に特許出願したモデル |
EPICS 750
最初のコールターカウンターの手書き広告原案(1956年) |
スチュアート・シュロスマン
- ボストンのファーバー研究所のシュロスマンは、1978年に白血球抗原に対するモノクローナル抗体の作成に着手しました。彼はやがて、著名な"OKT-4"を販売したOrtho Diagnosticsと提携することになります。
- Coulter Immunologyでは彼の抗体に関する権利も取得しました
Coulter Hematologyの歴史
1953年:Model A
細胞の電子計測
1968年:Model S
全自動CBC
1977年:S Plus
全自動CBC
1985年:VC
ヘマトロジーアナライザーとフローサイトメトリーの統合
2000年:Gen S Cell
- AccuFlex
- 意思決定支援ルール
- IntelliKinetics
- 網赤血球算定の自動化
- SlideMakerおよびSlideStainerを一体化
1985年:VC
- ランダムアクセス
- AccuCountテクノロジー
- 直線性の拡張
- 手作業の工程を削減
- WBC干渉補正
- NRBC一覧
コールター技術によるフローサイトメトリーの歴史
1975年:TPS
2パラメータセルソーティング
1984年:Epics C
臨床用フローソーター
1986年:Epics PROFILE
臨床用フローアナライザー
1987年:Q Prep
自動サンプル調製
1988年:サイトスタットモノクローナル抗体
- すぐに使用可能
- 洗浄の必要なし
- シングルカラー/マルチカラー抗体
1993年:EPICS XL/XL-MCL
- 卓上アナライザー
- 4カラー分析
- サンプル用オートローダ
- デジタル信号処理
フローサイトメーター
現在のフローサイトメーターでは毎秒数千個の粒子をリアルタイムに分析し、指定した性質を持つ粒子をアクティブに分離・隔離することができます。フローサイトメーターは顕微鏡に似ていますが、細胞の画像を生成する代わりに、設定したパラメータの(多数の細胞に対応した)「高スループット」自動定量化を行います。固形組織を分析するには、まず単細胞懸濁液を調製する必要があります。
初期のフローサイトメーターは大まかに言って試験的な装置でしたが、最近の技術の進歩によりこの装置の市場は非常に大きなものとなっており、また蛍光標識抗体など分析で使用する試薬や分析用ソフトウェアも生み出されています。現在の装置は通常、レーザーおよび蛍光検出器を複数備えています(現在の市販装置の最高記録はレーザー4本、蛍光検出器18個)。
3種類の集団(プロクロロコッカス、シネココッカス、真核ピコプランクトン)を示すフローサイトメトリーによる光合成ピコプランクトンの海洋サンプルの分析結果
レーザーの本数および検出器の個数を増やすことで複数の抗体標識に対応し、より高い精度で標的集団を表現型別に識別できるようになります。装置によっては、個々の細胞のデジタル画像を撮影し、細胞内または細胞表面の蛍光シグナルの位置を分析することも可能です。フローサイトメーターで生成されたデータは、1次元にプロットしてヒストグラムを作成したり、2次元でドットプロットしたり、3次元にプロットしたりすることもできます。こうしたプロット上の領域は「ゲート」と呼ばれる部分集団を抽出し、蛍光の強度に応じて連続的に分離できます。特に血液検査に関連して、診断用および臨床向けに特定のゲート作成プロトコルが作成されています。ほとんどのプロット対数スケールで行われます。各蛍光色素の発光スペクトルは重複するため[1]、検出器の信号を電子的に、およびコンピューターにより補正しなければなりません。多くの場合、フローサイトメーターで収集したデータは、別の人がその装置を使えるよう、別の場所での再分析に対応しています(Kaluza™ [5]などのソフトウェアを使用)。
市販装置
弊社ではオートメーションシステムおよび情報システムを包括的に取り揃えており、お客様のプロセスの効率を最大限に高めることが可能です。これらのオートメーション・情報システムソリューションでは、患者の検査結果の取得時間の短縮および精度と信頼性の向上から障害の解消まで、ラボラトリーでの業務の管理効率とコスト効率の改善を実現します。