遠心の加減速制御技術 (Ultra Harmonic Technology:UHT)

サンプル分離の質を改善&ペレット回収率を最大化
従来の卓上型遠心機は、時間・温度・速度を性能設計の要としています。ベックマン・コールターは遠心の加減速制御機能(Ultra-Harmonic Technology : UHT)を導入することで、サンプルにとって最適な加減速の制御が可能になり、一歩先の遠心機を実現しました。
UHT技術は、サンプル調整の成否を左右する重要な遠心の加減速段階において、サンプルにかかる遠心力のバランスを調整し、サンプルの乱れを抑えつつ、最適な遠心分離を行うことができます。このUHT技術を搭載したAvanti J-15シリーズは、サンプルの適切な分離と収量率を最大限に高めたモデルで、高回収率でのペレット化や、分離中に特別な加減速が必要となるサンプル(付着性が低く、柔らかいペレットを形成するサンプルなど)の遠心分離に理想的です。
UHTの特徴
- サンプルの回収量の低下を抑え、必要な実験回数を低減
- より精密に加速/減速を制御することでサンプル分離の質を改善
- サンプル分離の質の改善及びペレット回収率を最大化
- デカンテーションによる遠心後の上清の回収時に、不完全にペレット化された物質による上清中へのコンタミネーションを低減