ロータO-リングのメンテナンス法
超遠心機は真空のチャンバーの中でロータを回転させますが、ロータの内部は常圧に保たれています。その役目をはたすのがO-リングなのです。このO-リングが遠心中に切れたりすると、ロータ内部も真空になりサンプル漏れが起きたり、ロータの蓋がゆるんだりして大きなロータ事故に繋がります。もしこんなことになったら、研究がストップしてしまうだけでなく大きな大きな出費が伴うことになるのです。
ですから、このO-リングの定期的な検査は安全に超遠心機を使うことにおいて非常に大切なことなのです。
まずO-リングをロータから外して、亀裂、ひび割れがないかをチェックします。そして、バキュームグリースを指に取って薄く塗り延ばします。こんな簡単な作業だけでよいのです。
トピック
- Webサイト活用術
- 遠心機の基礎知識/歴史
- 遠心機/分析用超遠心機
- ロータの種類と使い分け
- 遠心分離法
- 遠心条件の計算
- チューブ/ボトル/サンプル回収アクセサリ
- 安全性に関わるサンプルの配置や注意点
- メンテナンス
関連製品ページ