遠心機用ラボウェア

超遠心機用ラボウェア
性能・使いやすさ・安全性を最大限に高める
優れたチューブ&ボトルラインナップ

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適切なラボウェアで実験室の安全性の確保

ベックマン・コールター ライフサイエンスは、「トータルシステム設計」を念頭に、超遠心機の性能・使いやすさ・安全性を最大限に高めるよう超遠心機Optimaシリーズ用ラボウェアを設計しました。

Centrifugation Total System Design Logo
  • 初期故障の原因となる可能性となる圧力のかかる部分をできる限り小さくするよう、チューブ・ロータを正確に支えられるロータを設計。
  • 理論モデルと実際の結果の比較
    • ロータの設計段階で高性能のシミュレーションソフトウエアを駆使し、問題を最小化。
    • ベックマン・コールターの遠心機は、最大想定事故(MAC)試験を実施し、装置の生物学的封じ込め効果からの安全性を検証済み
    • 試験の結果、超遠心機Optimaシリーズは、CSA規格認証・CEマーク適合。

このような背景から、当社ロータには当社の消耗品をお使いいただく必要があります。

密封式チューブ

超遠心機用ロータで使用できる密封式チューブは2タイプあります。密封式チューブを使用することで、第1レベルの生物学的封じ込めの対応が可能になります。

OptiSealチューブ

密封は道具や加熱、密閉検査が不要な特許技術のフィンガータッチ式で、迅速・確実に密封できます。開口部が広く、サンプルの充填や回収収が容易です。

OptiSeal Tubes Principle

  • 材質:肉薄PP
  • 容量範囲:3.3 ml — 36.3 ml
  • 20種の超遠心機用ロータとの互換性
  • スライスまたは注射針を刺してサンプルを回収
  • チューブネックが広く、バッファとサンプル交換が容易
  • チューブの密封にはOリング付きのプッシュイン式Norylプラグを使用
  • プラグを取り外してサンプルを回収。
  • チューブラックは、サンプルの充填・回収時にチューブを立てておくのに便利。注射針によるバンドの回収中も指が汚れません。
  • 遠心時はチューブ上部にスペーサが必要です。
容量(mL) 製品番号 材質 サイズ(mm) 使用可能なロータ
32.4 361625 ポリプロピレン 25 x 77 Type 70 Ti, Type 50.2 Ti, SW 32 Ti, SW 28, MLA-50
8.9 361623 ポリプロピレン 16 x 60 Type 90 Ti, Type 70.1 Ti, MLA-55
4.9 362185 ポリプロピレン 13 x 51 VTi 90, VTi 65.2, NVT 90, NVT 65.2

Quick-Sealチューブ

BioSafe*二次封じ込めを提供。プラグやOリングを使用せず、手持ち式のシンプルなチューブシーラーで密封します。

  • 材質:肉薄PP、肉薄ウルトラクリア
  • 容量範囲:1 mL – 100 mL
  • 底形状:丸底、コニカル底
  • 36種の超遠心機用ロータとの互換性。
  • スライス、注射針を刺してサンプルを回収。
  • 手持ち式ヒートシーラーやアクセサリで密封。
  • 遠心時はチューブ上部にスペーサが必要です。
  • g-Maxシステムを使用することで、様々な容量のチューブを同一の超遠心機用ロータで効率的に遠心可能。
g-Max System Principle

g-Maxシステムの利点

  • ロータの遠心力が低減しない
  • 遠心時間を短縮(沈降経路長が短い)
 
容量(mL) 製品番号 材質 サイズ(mm) 使用可能なロータ
100.0 345776 ポリプロピレン 38 x 102 Type 45 Ti
100.0 345778 ウルトラクリア 38 x 102 Type 45 Ti
39.0 342414 ポリプロピレン 25 x 89 Type 70 Ti, Type 50.2 Ti, VTi 50.1
39.0 344326 ウルトラクリア 25 x 89 Type 70 Ti, Type 50.2 Ti, VTi 50.1
13.5 342413 ポリプロピレン 16 x 76 Type 90 Ti, Type 70.1 Ti, NVT 65, VTi 65.1, MLA-55

Beckman Coulter Ultra-Clear Material
ベックマン・コールター社製
ウルトラクリア材質

Handheld tube sealing tool
手持ち式チューブシーラー

Tube removal tool
チューブ引き抜き工具

オープントップチューブ

固定角ロータ、スウィングロータでの遠心が可能です。各種材質、肉薄、肉厚タイプをご用意しています。

肉薄オープントップチューブ

  • 材質:ウルトラクリア、ポリプロピレン、ポリエチレン
  • 容量範囲:175 µL – 94 mL
  • 底形状:丸底、コニカル底
  • 肉薄チューブは使い捨て。
  • 開口が広く、サンプルのロードと回収が容易。
  • 固定角ロータでは、キャップシーリングアセンブリが必要な場合があります。

肉厚オープントップチューブ

  • 材質:ポリカーボネート、ポリプロピレン、プロピオン酸セルロース
  • 容量範囲:230 µL – 94 mL
  • 肉厚チューブは再利用可能。
  • 開口が広く、サンプルのロードと回収が容易。
Thinwall Centrifugation Tube vs Thickwall Centrifugation Tube

肉薄vs肉厚

Konical vs Round bottom centrifugation tubes
コニカル底vs丸底

Ultra-Clear Centrifugation Tubes
ウルトラクリアチューブ

容量 製品番号 材質 サイズ(mm) 使用できるロータ
38.5 344058 ウルトラクリア 25 x 89 Type 70 Ti, Type 50.2 Ti, SW 32 Ti
38.5 326823 ポリプロピレン 25 x 89 Type 70 Ti, Type 50.2 Ti, SW 32 Ti
14.0 344060 ウルトラクリア 14 x 95 SW 40 Ti
14.0 331374 ポリプロピレン 14 x 95 SW 40 Ti
13.2 344059 ウルトラクリア 14 x 89 SW 41 Ti
13.2 331372 ポリプロピレン 14 x 89 SW 41 Ti
5.0 344057 ウルトラクリア 13 x 51 SW 55 Ti, MLS-50

滅菌・Certified‐Freeチューブ

複雑な生物学的問題の解明、疾患の原因究明、あるいは新しい治療法の発見など、いかなる研究においても、サンプルを劣化や汚染から保護することは極めて重要です。

滅菌・Certified‐Free*チューブ

  • 検出可能なDNA、DNase、RNase、PCR阻害物質、エンドトキシンを含みません。
  • エチレンオキサイドによる滅菌済で、すぐに使用可。ワークフロー効率の向上に貢献します。
  • 滅菌および梱包は、ISO 11135および11607規格の要求事項に適合。
  • サンプルの劣化やコンタミネーションを予防することでQCデータ品質を向上。
  • ISO認証書は当社Webサイト(beckman.com)でご覧いただけます。

検出限界以下のサンプル結果に基づく。

 
容量(mL) 製品番号 材質 チューブタイプ 底形状 サイズ(mm) 使用可能なロータ
38.5 C14292 ウルトラクリア オープントップ 丸底 25x89 Type 70 Ti, Type 50.2 Ti, SW 32 Ti
17 C14297 ウルトラクリア オープントップ 丸底 16x102 SW 32.1 Ti
14 C14294 ウルトラクリア オープントップ 丸底 14x95 SW 40 Ti
13.2 C14293 ウルトラクリア オープントップ 丸底 14x89 SW 41 Ti
6.5 C14296 ウルトラクリア オープントップ 丸底 13x64 Type 90 Ti, Type 70.1 Ti, Type 70 Ti, Type 50.4 Ti, Type 50.2 Ti, Type 45 Ti, MLA-55
5 C14295 ウルトラクリア オープントップ 丸底 13x51 SW 55 Ti
4 C14298 ウルトラクリア オープントップ 丸底 11x60 SW 60 Ti
39 C14299 ウルトラクリア Quick Seal 丸底 25x89 Type 70 Ti, Type 50.2 Ti, VTi 50.1
38.5 C14301 ポリプロピレン オープントップ 丸底 25x89 Type 70 Ti, Type 50.2 Ti, SW 32 Ti
14 C14303 ポリプロピレン オープントップ 丸底 14x95 SW 40 Ti
13.2 C14302 ポリプロピレン オープントップ 丸底 14x95 SW 41 Ti
4 C18674 ポリプロピレン オープントップ 丸底 11x60 SW 60 Ti
100 C14305 ポリプロピレン Quick Seal 丸底 38x102 Type 45 Ti
39 C14304 ポリプロピレン Quick Seal 丸底 25x89 Type 70 Ti, Type 50.2 Ti, VTi 50.1
13.5 C14306 ポリプロピレン Quick Seal 丸底 16x76 Type 90 Ti, Type 70.1 Ti, NVT 65, VTi 65.1, MLA-55
30 C14307 ポリプロピレン オープントップ コニカル底 25x89 SW 32 Ti

ボトル

Centrifugation Bottles

2ピースキャップ付きボトル、3ピースキャップ付きボトルのどちらも再利用可能で、大容量のサンプルを確実に密封し遠心します。

  • 材質:ポリプロピレン、ポリカーボネート
  • 容量範囲:8.5 mL – 250 mL
  • 3ピースの液密キャップアセンブリによる密封で、漏れを防止。
  • 再利用可能で、大容量遠心にも使用可能。

容量(mL) 製品番号 材質 サイズ(mm) 使用可能なロータ
70.0 355622 ポリカーボネート 38 x 102 Type 45 Ti
26.3 355618 ポリカーボネート 25 x 89 Type 70 Ti, Type 50.2 Ti
10.4 355603 ポリカーボネート 16 x 76 Type 90 Ti, Type 70.1 Ti, MLA-55

特殊仕様のチューブ

ステンレス

Stainless steel tubes
  • 容量:38.5 mL、94 mL
  • 化学薬剤・熱に対する耐性に優れた材質。
  • どのような充填量でも遠心可能。
  • 多くのナノ粒子アプリケーションに不可欠なチューブ。

スナップキャップ付き

1.5mL Snap-Caps
  • 密封が容易な低容量(1.5 mL)チューブ
  • 化学的に不活性な材質(PP)を使用しています。
  • コニカル底のため、密なペレットが得られます。

プロピオン酸セルロース

Cellulose Propionate Tube
  • 小容量:230 µL
  • クリア
  • アルカリ性を含むほとんどの密度勾配作製用媒体に耐性があります。
  • 透明、使い捨て
 
遠心機/ロータ タイプ シーリング オープントップ c-Free+滅菌 ボトル 特殊仕様品
OptiSeal Quick-Seal 肉薄 Thickwall UC PP コニカル底 PP PC SS プロピオン酸セルロース スナップキャップ付きチューブ
PP UC PP コニカル底 UC PP コニカル底 PP PC PET
フロア型超遠心機 固定角ロータ Type 100 Ti
Type 90 Ti
Type 70.1 Ti
Type 70 Ti
Type 50.4 Ti
Type 50.2 Ti
Type 45 Ti
Type 42.2 Ti
Type 25
Type 19
スウィングロータ SW 60 Ti
SW 55 Ti
SW 41 Ti
SW 40 Ti
SW 32.1 Ti
SW 32 Ti
近垂直ロータ NVT 100
NVT 90
NVT 65.2
NVT 65
垂直ロータ VTi 90
VTi 65.2
VTi 65.1
VTi 50.1
卓上型遠心機 固定角ロータ TLA-120.2
TLA-120.1
TLA-110
TLA-100.3
TLA-100
TLA-55
MLA-150
MLA-130
MLA-80
MLA-55
MLA-50
スウィングロータ TLS-55
MLS-50
近垂直ロータ TLN-120
TLN-100
MLN-80

略語: PP – ポリプロピレン、UC – ウルトラクリア、PC – ポリカーボネート、SS – ステンレス、PET – ポリエチレン

注: アクセサリ、アダプタ、スペーサおよびキャップは、特定のロータとチューブの組み合わせに限って使用できる場合があります。ロータおよびチューブ全製品の一覧は、下記のお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

特性 材質
ウルトラクリア ポリカーボネート ポリプロピレン ポリエチレン プロピオン酸セルロース ステンレス
視認性 クリア クリア 半透明 半透明 クリア 遮光
滅菌方法 化学薬剤 オートクレーブ オートクレーブ 化学薬剤 化学薬剤 オートクレーブ
化学薬剤耐性
注射針による穴あけ
(肉薄)

(肉薄)
再利用
(肉厚)
 

チューブスライサー

Tube Slicer

フラクションリカバリーシステム

Fraction Recovery System
ご相談・見積りのご依頼はこちらのフォームより承ります。

「バイオセーフ」あるいは「バイオセーフティ」は、当社製品の生物学的封じ込め機能が強化されていることを示す目的で表示されています。使用方法やメンテナンスが不適切である場合には、完全な密封が保たれず、結果として汚染につながるおそれがあります。