溶血試薬および細胞処理試薬

サンプル処理試薬

  • 溶血試薬・固定試薬
IMMUNOPREP(イムノプレップ)
製品番号 7546946、7546999
全血ライジングキット
製品番号 6603152
OptiLyse No-Wash法溶血試薬
製品番号 A11895IM1400
IOTest 3 溶血試薬
製品番号 A07799
IOTest 3 固定試薬
製品番号 A07800
VersaLyse溶血試薬
製品番号 A09777
AQUIOS専用溶血試薬
製品番号 B43019、B43020、B23538

 

  • 膜透過処理試薬
IntraPrep(イントラプレップ) 細胞膜透過処理試薬
製品番号 A07802A07803
PerFix-ncキット(細胞内・細胞表面染色用処理キット)
製品番号 B31167
PerFix-EXPOSE(細胞内リン酸化タンパク質と細胞表面抗原同時染色用前処理キット)
製品番号 B26976

 

  • 血小板安定化処理試薬
ThromboFix
製品番号 6607130

各溶血試薬の標準的な使用方法における特徴

試薬名 原理 試薬調製*1 溶血方法 溶血力*3 溶血時間 洗浄*6 固定 容量 備考
VersaLyse 酵素 不要 用手法 10分 不要 なし/あり
*7
(固定試薬は別売)
100テスト 固定試薬(IOTest 3固定試薬、製品番号A07800、価格¥15,000)は必要に応じて別途ご用意ください。
IOTest 3溶血試薬 塩化アンモニウム 用時10倍希釈 用手法 10分 必要 なし/あり
(固定試薬は別売)
100テスト
OptiLyse B 固定ならびに低張性ショック 不要 用手法 20分
*4
不要 あり 250テスト 溶血後、蒸留水の添加が必要。イムノトロールの溶血には使用できません。
OptiLyse C ホルムアルデヒドーグリセロール 不要 用手法 15分
*5
不要 あり 200テスト 溶血後、PBSの添加が必要(弊社FCM用)。イムノトロールの溶血には使用できません。
IMMUNOPREP ギ酸 不要 自動処理(専用機器)*2 30秒/
チューブ
不要 あり 250-300テスト
全血
ライジングキット
両親媒性グリコシド 用時25倍希釈 用手法 30秒~
2分
必要
(2回)
あり 300テスト

*1:各溶血試薬の調製方法については、製品に添付の使用説明書をご覧ください。
*2:イムノプレップ溶血試薬による溶血処理には、専用の機器(TQ-Prep)が必要となります。
*3:弊社製品間での溶血力の強弱を比較したもので、絶対的なものではありません。
*4:OpitiLyse Bによる溶血では、溶血剤の添加後10分の反応と、蒸留水添加後10分の室温放置が必要となります。
*5:OpitiLyse Cによる溶血では、溶血剤の添加後10分の反応と、PBS添加後5分の室温放置が必要となります。
*6:洗浄欄の”不要”は絶対的なものではありません。洗浄することでより良好な結果が得られる場合もあります。
*7:あらかじめ固定試薬を添加したVersaLyseを用いて、溶血と固定を1ステップで行います。

その他のサンプル処理試薬の特徴

試薬名 原理 サンプル 固定 洗浄 備考
IntraPrep ホルムアルデヒド/サポニン 静脈血、骨髄 あり 必要 細胞内染色に用いる古典的方法
PerFix-nc 低容量ホルムアルデヒド/低用量界面活性剤 静脈血、末梢血、単核細胞、マウス血、骨髄 あり 必要に応じて 細胞外・細胞内を同時に染色可能
PerFix EXPOSE 固定、溶血、透過処理によるリン酸化エピトープの検出 静脈血、末梢血、単核細胞、骨髄 あり 必要 細胞外・細胞内を同時に染色可能
ThromboFix 緩衝作用を持つ2種の試薬により血小板を安定化 静脈血 あり 不適 血小板は7日間に渡り安定
IOTest3固定試薬 ホルムアルデヒド(10倍濃縮でご提供) 静脈血、骨髄 あり 不適 IOTest3溶血試薬やVersaLyseなど様々な溶血試薬と併用可