TCR PAN α/β 抗体

ヒトT細胞は、抗原のT細胞受容体(TCR)を介して宿主HLA分子との関連で外来抗原を認識します。TCRは2つのユニットからなる分子複合体です。 細胞表面に相互排他的に存在するα-β または γ-δヘテロ二重体からなる認識ユニットと、 α-β と γ-δヘテロ二重体に共通のCD3複合体からなり、認識ユニットが抗原に占有されるとT細胞を誘導する伝達ユニットです。認識ユニットはあらゆる外来抗原を認識し、この認識機能に必要な多様性はTCR遺伝子の体細胞組み換えによって生成されます。TCR遺伝子には4つの遺伝子座(α、β、γ、 δ)があります。それぞれ約90個のアミノ酸をコードする数個のV(可変用)セグメントと、非常に短いD(多様性用)セグメント( α、δ座のみ)と短いJ(結合用)セグメント(約15個のアミノ酸)、そして1~2個のC(定数用)セグメントから構成されています。


Clone: IP26A Isotype: IgG1 Mouse

IP26A抗体はTCR複合体 α/β鎖の非多型性決定基を認識します。

製品モデル