Granzyme B-FITC (クローン: GB11, 50テスト)

Product No:B46038

グランザイムB(GrB)は、一本鎖及び単一ドメインのセリンプロテアーゼであり、キモトリプシンスーパーファミリーのメンバーです。GrBは不活性なpreproenzymeとして合成され、proGrBとして小胞体(ER)に輸送されます。マンノース-6-リン酸(M6P)基で共有結合的に修飾されたproGrBは、ER由来の小胞内でゴルジ装置(GA)に輸送されます。分泌顆粒内で、グランザイムは、プロテオグリカン・セルグリシン(SG)を含有するコンドロイチン硫酸と会合して貯蔵されます。GrB分子は単独で高い正の表面電荷を有しますが、GrBがSGに結合する際に、その電荷は中和されます。新たに合成されたGrBは、不均一にグリコシル化されており、成熟酵素は2つの潜在的グリコシル化部位を有します。GrBグリコシル化のプロセスは、GrBの32kDaグリコシル化型と35kDaのGrBグリコシル化型の両方を生成させます。32kDaのGrB型は、高マンノース型オリゴ糖部分を含み、T細胞受容体(TCR)刺激の後に細胞傷害性Tリンパ球(CTL)内に蓄積します。対照的に、複合オリゴ糖基のみを有する35kDaのGrB型は、CTLに貯蔵されず、TCR活性化の後に構成性カルシウム非依存性分泌経路を介して分泌されます。 GrBはCTLやNK細胞の分泌顆粒中に貯蔵されている最も豊富で穏やかなプロテアーゼです。GrBは、形質細胞様樹状細胞によっても産生され得ます。GrB誘発の細胞死は、細胞傷害性Tリンパ球(CTL)やナチュラルキラー(NK)細胞における、同種異系細胞、ウイルス感染細胞、及び腫瘍細胞を含む有害な標的細胞を排除するための主要な機構です。このメカニズムは、直接的なタンパク質分解によるいくつかのプロアポトーシス経路の活性化を意味しています。マンノース6-リン酸受容体は、GrBの細胞膜受容体として同定されています。

¥85,000 (税抜) List Price - ¥85,000


製品仕様

Target Species Human
Specificity Granzyme B
Fluorochrome FITC
Regulatory Status ASR
Size 1 mL
Format Liquid
Clone GB11
Isotype IgG1 Mouse
Cross Reactivity Mouse, Rat

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