CD8 抗体

CD8抗原は、ジスルフィド結合ダイマーで、CD8αホモダイマーまたはCD8αβヘテロダイマーとして存在します。CD8αはCD8βの細胞表面への発現に必要です。α鎖、β鎖はそれぞれ約32-34kDaです。CD8は、MHCクラスI分子の非多型性ドメイン(α3ドメイン)に結合します。CD8分子は、ヒト末梢血リンパ球のT細胞サブセットにみられます。NK細胞のサブセットにもCD8抗原がみられますが、発現の密度は低レベルから中レベルです。CD8αホモダイマーはNK細胞や γ/δ+T細胞に発現します。CD8は胸腺細胞のほとんどにも存在し、しばしばCD4を共発現しています。また、骨髄細胞のサブポピュレーションにも存在します。CD8分子は、T細胞レセプタ(TCR)のMHCクラスI拘束性抗原認識にコ・レセプタとして関与します。CD8は細胞障害性T細胞のマーカーとして広く使用されています。


Clone: B9.11 Isotype: IgG1 Mouse

B9.11抗体は、CD8分子のα鎖を認識します。この抗体は第6回HLDAでCD8のリファレンスモノクローナル抗体として使用されています(ref. 6T-CD8.5)。

Clone: 2SFCI21Thy2D3 (T8) Isotype: IgG1 Mouse

SFCI21Thy2D3抗体は、CD8分子のα鎖を認識します。

製品モデル

関連資料

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