CD62L 抗体
CD62L抗原は、LECAM-1またはL-セレクチン、白血球接着分子-1(LAM-1)とも呼ばれる75kDaの分子で、セレクチンファミリーに属しています。他のセレクチン(CD62E、CD62P)と同様に、CD62Lは膜結合型 Ca2+依存性C型レクチンで、細胞表面の炭水化物リガンドに結合します。末梢リンパ節へのホーミングレセプタとして機能します。リンパ球の高内皮小静脈(HEV)への結合と活性化した内皮細胞上でのローリングにも関与します。CD62L抗原は、B細胞、T細胞、単球、好中球とNK細胞の約半数に発現します。また、一部の脾臓や骨髄リンパ球、胸腺細胞、骨髄細胞にも発現します。リンパ球でのCD62Lの発現レベルは、ダウンレギュレーションやアップレギュレーションなどにより制御されると考えられます。好中球および単球とその骨髄系前駆細胞上では、CD62Lは顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)の刺激によってもダウンレギュレートされます。
Clone: DREG56 | Isotype: IgG1 Mouse |
DREG56は、この分子を認識する他の抗体とは対照的に、CD62Lを介したリンパ球のリンパ節HEVへの結合を特に効果的に阻害します。 DREG56抗体は、は、HLDA6においてCD62Lのリファレンスモノクローナル抗体として使用されています (ref.33) 。 |