CD55 抗体
CD55抗原はグリコシル-ホスファチジルイノシトール(GPI)結合型の単鎖細胞表面タンパク質です。この分子は、転写/翻訳後の修飾により、55-80kDaの範囲で一定していません。CD55抗原は Decay Accelerating Factor(DAF)とも呼ばれ、補体の古典的経路または第二経路の調節に関与しています。 C3b/C3Bb 転換酵素及び C4b/C4b2a転換酵素の他、エコーウィルス、コクサッキーBウィルス、CD97抗原などもCD55と相互作用することが報告されています。また他のGPI結合タンパク質と同様に、CD55分子はシグナル伝達に関わる細胞内チロシンキナーゼと会合しています。CD55分子は、白血球、赤血球、血小板を含むヒト細胞に広く発現します。NK細胞では弱く発現しています。
| Clone: JS11KSC2.3 | Isotype: IgG1 Mouse |