CD45 抗体
CD45は、srcキナーゼファミリーを制御するタンパク質チロシンフォスファターゼで、すべての造血系細胞に発現します。180-220kDaの範囲で少なくとも5つのアイソフォームがあります。これらのアイソフォームは細胞外ドメインを形成するエクソンの選択的スプライシングによる組み合わせから形成されます。すべてのCD45アイソフォーム構造に共通の、膜近傍の細胞外領域アミノ酸配列が、非限定CD45抗原である白血球共通抗原 (Leucocyte Common Antigen:LCA)です。 CD45クラスターに属するすべてのモノクローナル抗体は、この共通部分に反応し、すべてのCD45アイソフォームを認識できます。非限定CD45エピトープは、すべてのヒト白血球、すなわちリンパ球、好酸球、単球、好塩基球、好中球表面に発現し、この順に発現が弱くなります。赤血球及び血小板には存在せず、骨髄中の赤芽球系細胞が成熟する過程で失われていきます。CD45抗体は、骨髄の白血球前駆細胞にも反応します。
Clone: KC56 (T-200) | Isotype: IgG1 Mouse |
Clone: ALB12 | Isotype: IgG1 Mouse |
ALB12抗体は、糖鎖エピトープを認識し、CD45ゲーティング法によるフローサイトメトリー測定には使用できません。 | |
Clone: Immu19.2 | Isotype: IgG1 Mouse |
Clone: J33 | Isotype: IgG1 Mouse |
J.33抗体は、第3回HLDAにおいてI-33の名称でCD45クラスターに割り当てられています(antibody # 818)。 |