CD4 抗体

CD4抗原は59kDaの単鎖膜貫通型糖タンパク質です。CD4の細胞質内尾部はLckとの相互作用に必須です。CD4は、ヘルパーT細胞(ThまたはT4)に発現しています。ほとんどの胸腺細胞に存在し、しばしばCD8を共発現しています。また、好酸球でも発現が認められます。CD4は、抗原の密度がCD4陽性T細胞よりも低いものの、すべての単球にも発現します。CD4は、T細胞活性化の際に、MHCクラスII に限定して結合する、T細胞レセプタ複合体のアクセサリ分子として機能します。T4リンパ球は、T-T、T-B、B-マクロファージの細胞間相互作用に関与します。また、B細胞による免疫グロブリン合成を誘導・促進します。CD4は、 CD4+T細胞の化学誘因因子であるIL-16や、単球、好酸球のレセプタです。IL-16はT4リンパ球の成長因子と考えられていますが、細胞分裂を誘導することはできません。CD4はI型ヒト免疫不全ウイルス(HIV-1)のエンベローブタンパク質gp120のレセプタです。


Clone: 13B8.2 Isotype: IgG1 Mouse

13B8.2モノクローナル抗体は、in vitroでHIVの感染を阻害します。CD4分子のアミノ酸残基88-89近傍のエピトープを認識します。13B8.2 と BL4は、異なるエピトープを認識し、クロスブロックしません。

Clone: SFCI12T4D11 Isotype: IgG1 Mouse

SFCI12T4D11モノクローナル抗体は、in vitroでHIVの感染を阻害します。

製品モデル