CD309 (KDR) 抗体

CD309抗原は、KDR(Kinase insert domain receptor)あるいはflk-1(Fetal liver kinase 1)とも呼ばれ、VEGF(vascular endothelial growth factor)レセプタファミリーに属します。VEGFファミリーの3つの細胞シグナリングチロシンキナーゼレセプタ(VEGFR-1:flt-1、VEGFR- 2:KDR/flk-1、VEGFR-3:flt-4)の1つであるVEGFR-2としても知られており、血管発生や血管透過性の調節に重要な役割を果たします。これらのレセプタは、膜貫通タンパク質であり、細胞外領域に7つの免疫グロブリン様ドメインを、細胞内領域には2つのチロシンキナーゼドメインを含みます。KDR遺伝子は染色体4q11-q12に位置しています。CD309はVEGFのレセプタですが、VEGF-C、VEGF-D、VEGF-Eとも結合します。内皮細胞のほとんどに発現しているCD309との結合を介して、VEGFは内皮細胞の増殖を引き起こし、細胞遊走を促進します。CD309は胚形成の初期から発現しており、VEGFはin vivoにおいて血管の透過性亢進や血管形成を誘導し、脈管形成に中心的な役割を果たすことが示されています。CD309は造血細胞及び血管芽細胞と呼ばれる内皮細胞の両者に共通の前駆細胞(CD34+ CD309+)でも発現しています。


Clone: KDR-1 Isotype: IgG1 Mouse

製品モデル