CD28 抗体

CD28抗原(Tp44)は、44kDaの分子がジスルフィド結合したホモダイマーです。 この抗原は、カウンターレセプタであるB7-1/BB-1(CD80)および B7-2/B70(CD86)を介して、T細胞と抗原提示細胞(APC)との相互作用に関与します。T細胞の活性化、増殖、リンホカイン産生における主要な副刺激シグナルをもたらします。CD28レセプタファミリー(CD28、CTLA-4、ICOS、PD-1、BTLA )は、獲得免疫応答の調節に重要な役割を果たします。CD28レセプタはT細胞の抗原レセプタシグナル(TCR)の増強や独立したシグナルの伝達が可能です。CD28を介したシグナルはインターロイキン(IL-2)産生の初期副刺激に重要ではあるものの、TCRから独立したCD28のシグナルは、増殖遺伝子ではなくサバイバル遺伝子の選択的転写を引き起こします。CD28は、大部分のCD3+T細胞に発現しています。CD4+T細胞はCD8+T細胞よりも高頻度にCD28抗原を発現しています。CD28抗原は形質細胞及び胸腺細胞にも存在しています。


Clone: CD28.2 Isotype: IgG1 Mouse

CD28.2モノクローナル抗体は、T細胞を活性化する物質(αCD3、PMA、SEB)の存在下でT細胞の増殖とサイトカイン産生を活性化しますが、CD4+T細胞の増殖は阻害します。アカゲザルの末梢血リンパ球とも交差反応します。

製品モデル