CD24 抗体

CD24抗原は、35-45kDaのグリコシル‐ホスファチジルイノシトール結合型シアロ糖タンパク質です。pre-B細胞から成熟B細胞に至るB細胞に存在しますが、形質細胞には存在しません。成熟顆粒球及び様々な上皮系細胞にも発現します。CD24はマウスで同定された熱安定性抗原で、造血細胞と神経細胞の分化のマーカーとして使用されてきました。現在では、CD24はT細胞の恒常性や分化を調節する共刺激分子として、またB細胞の活性化や分化に機能的に関与していることが知られています。造血細胞では、CD24は危険関連分子パターン (danger-associated molecular patterns:DAMPs)を示す分子に結合することが知られています。CD24はシグナル伝達を媒介し、B細胞およびT細胞の発生やアポトーシス、細胞結合、顆粒球の酸化的バーストに関与するマイトジェン活性化タンパク質キナーゼ経路を活性化させます。


Clone: ALB9 Isotype: IgG1 Mouse

製品モデル