CD223 抗体

CD223は、LAG-3 (Lymphocyte-activation gene 3) としても知られる70kDaのI型膜貫通タンパク質で、lg 可変領域（V-set）を1つ含有する lg スーパーファミリードメインに、3つの lg 定常領域（C-set）がつながっており、CD4と構造的に相同です。CD223は、活性化T細胞、NK細胞で発現しており、CD4細胞、活性化B細胞、形質樹状細胞よりもCD8細胞で強く発現します。また、LAG-3は1型制御性T細胞（Tr-1）に特異的に発現することも報告されています。

CD223はMHC class II に結合し、抗原特異的な免疫応答の拡大を調節します。LAG-3はT細胞の免疫応答の抑制に重要な役割を担う免疫チェックポイントです。さらに、LAG-3とその主要なリガンドであるClass II MHCとの間の相互作用は、樹状細胞の機能の調節に重要な役割を果たしていると考えられています。