CD200 抗体
CD200は二つの免疫グロブリン様ドメイン(V、C)と単一の膜貫通及び短い細胞質ドメインを含有するlgスーパーファミリー(lgSF)に属する高度に保存された膜糖タンパク質です。胸腺、B細胞、活性化T及びB細胞、樹状細胞、ニューロン及び内皮細胞等、多様な細胞がCD200を細胞表面に発現しています。CD200とCD200Rは高度に保存されたI型膜糖タンパク質で、相互作用に基づくN-末端免疫グロブリン様ドメインが存在します。CD200発現の分布は非常に幅広いものですが、CD200Rは、主として骨髄系およびリンパ系細胞に発現しています。それらは免疫系の阻害活性を促進することにより、炎症の相互作用を調整することにおいて複数の機能を果たします。 CD200/CD200R 間の相互作用は RasGAPの移行を伴う細胞内抑制経路の活性化をもたらし、ひいてはエフェクター細胞阻害に寄与します。CD200Rの活性化は、T細胞からTreg細胞サブセットへの分化を刺激し、 indoleamine 2,3-dioxygenase 活性をアップレギュレートすること、 Th1からTh2へのサイトカイン環境を調整すること、抗炎症性IL-10及びTGF-b合成を促進すること等が確認されています。 CD200/CD200Rは自己免疫寛容の維持に必要とされています。多くの研究が、自己免疫・炎症・阻害活性・過敏性の制御におけるCD200の重要性を実証しています。
Clone: OX-104 | Isotype: IgG1 Mouse |