CD1c 抗体

CD1c抗原(BDCA-1)はMHCクラス I タンパク質と構造が類似するCD1タンパク質ファミリーのメンバーです。この分子は43kDaの膜糖タンパク質で、β2-ミクログロブリンと非共有結合的に会合しています。CD1c抗原は、ヒト骨髄樹状細胞の大部分のサブポピュレーションに発現しています。血液中では、休止期の CD19+ 小Bリンパ球にも発現しています。発現は、胸腺皮質細胞(弱)や、ランゲルハンス細胞、樹状細胞にも認められます。CD1c+骨髄樹状細胞は、1型骨髄樹状細胞(MDC1)への分化が誘導されます。CD1cは、成熟T細胞でも厳密に調節された発現が報告されています。 CD1c は糖脂質の抗原提示に関与しており、T細胞内では免疫制御分子として機能している可能性があります。


Clone: L161 Isotype: IgG1 Mouse


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