CD157 抗体
CD157 (骨髄ストロマ細胞抗原: BST-1) は、43 kDa の糖鎖に富むグリコシル-ホスファチジルイノシトール(GPI)結合型膜タンパク質です。ヒトBST-1のアミノ酸配列はCD38と33%一致します。CD38とCD157はどちらも、レセプタと細胞外酵素としての二重の役割を持ち、シグナル伝達や細胞恒常性に関連する複雑な働きをしています。CD38と同様に、BST-1はADPリポシルシクラーゼ活性を示し、pre-B細胞の成長を促進します。CD157は、末梢血単核細胞 (PBMCs) 中の骨髄細胞に構成的に発現しています。また、滑膜、血管内皮細胞、濾胞樹状細胞にも発現が認められ、さらには、皮膚繊維芽細胞、肺や子宮、包皮由来のヒト肥満細胞、腹膜中皮細胞などの様々な細胞種や組織にも存在します。
Clone: RF3 | Isotype: IgG Mouse |
RF3抗体は、骨髄ストロマ細胞、ヒト臍帯静脈内皮細胞 (HUVEC) 、U937細胞などに発現するBST-1の細胞外エピトープに反応します。 | |
Clone: SY/11B5 | Isotype: IgG Mouse |