CD134 (OX 40) 抗体

CD134抗原は、35 kDaのI型膜貫通糖タンパク質で、TNFRスーパーファミリー(TNFRSF)の4番目のメンバーです。この抗原は、ラットの活性化CD4+ T細胞からこの分子を最初に発見した抗体の名前から、OX40と呼ばれていました。ヒトでは、CD134抗原は活性化CD4+ T細胞及びウィルスで刺激したCD4+ T細胞に高レベルで発現しています。この分子のリガンド(gp34)は TNF スーパーファミリーに属するII型膜貫通糖タンパク質で、活性化したT細胞とB細胞、樹状細胞、マクロファージに発現しています。CD134抗原は、TRAF2、TRAF3及びTRAF5アダプター分子との相互作用を介して、T細胞レセプタを介する活性化の共刺激分子となり、サバイバル遺伝子の転写に関与するシグナル伝達因子NF-κBを活性化します。したがって、CD134とそのリガンドの結合は、一時応答においてCD4+細胞のクローン性増殖と生存を誘導し、その結果、時間とともにメモリー細胞が増加します。T細胞の内皮細胞への接着にCD134が関与していることが示されています。


Clone: Ber-ACT35 Isotype: IgG1 Mouse


製品モデル