CD10 抗体
CD10抗原は、Common Acute Lymphoblastic Leukemia Antigen(CALLA)とも呼ばれる100kDaのII型内在性膜タンパク質で、ヒトの膜結合型中性エンドペプチダーゼです(EC3.4.24.11)。リンパ球前駆細胞表面で発現し、細胞がT細胞系統に分化すると、この発現は失われます。B細胞系統では、細胞表面免疫グロブリンを発現する発生分化後期にCD10の発現は失われます。CD10抗原は、胚中心部の活性化したB細胞や増殖中のB細胞、好中球、骨髄ストロマ細胞表面でも発現が認められます。その他、複数の上皮系由来の細胞表面にも発現します。
Clone: J5 | Isotype: IgG2a Mouse |
Clone: ALB1 | Isotype:IgG1 Mouse |