Echo Dose-Responseソフトウエア

ダイレクトダイリューションで、より信頼性の高い結果を導きます

Echoリキッドハンドラーは、ダイレクトダイリューションを可能にする独自の性能を備えているため、用量反応曲線および検量線の作成が可能です。サンプルやコントロール、バックフィル溶液の分注操作を直観的なグラフィカルインターフェースに従って行うことが可能で、一度のプロトコル設定ですべての曲線を作成することができます。ダイレクトダイリューションにより、信頼性の高い用量反応曲線を得るために最も重要な、極めて正確な液体分注が可能になります。

  • 曲線のレイアウト、開始濃度、最終濃度、および標準化の要件が一目でわかるデザイン
  • 行または列方向に希釈系列を作製
  • 曲線用のレプリケートを、隣接するウェル、連続したウェル、もしくはプレートをまたいだウェルに作製
  • 標準化を自動で実施
  • ピックリストをインポートして、希釈するサンプルを特定
  • シリアルダイリューションのように、一度生じたエラーが増幅する心配なし

ダイレクトダイリューションによるキャリーオーバーの解消および結果の向上

ダイレクトダイリューションは、用量反応実験のために薬剤濃度を調製する際に用いる精度の高い手法です。シリアルダイリューションとは異なり、目的の濃度に合わせてナノリットルおよびマイクロリットルオーダーの溶液を分注します。チップを用いた液体操作では、ダイレクトダイリューションを用いることができない場合も少なくありません。シリアルダイリューションでは、一度エラーが生じるとその影響が広がっていくため、結果が不正確なものになってしまう可能性があります。

 
Automation Software Echo Dose-Response Direct Dilution                    Automation Software Echo Dose-Response Potency Assays

図:ダイレクトダイリューションで得た11点のデータで作成した曲線の例。左側の画像は、ストックサンプルの直接分注および2種類の濃度の中間的な希釈段階を経て、目的濃度の溶液が作成される様子を示しています。右側には、得られたIC50を示しています。

用量反応曲線を作成するために、単一または複数濃度のストックからマイクロリットル未満の液量を直接分注し、目的とする各データ点の最終濃度となるよう溶液を調製します。Echoリキッドハンドラーの非接触アコースティック分注は、チップを使用する必要がなく、キャリーオーバーや希釈エラーを排除できます。

Echo Dose-Response Specifications

Description Specifications
Operating system

Microsoft® Windows 7 (32-bit or 64-bit), or Microsoft® Windows 10 64-bit (Windows

7 compatibility mode); Windows.Net Framework 4.62 or greater

CPU Intel® Core™ i5 or later
Memory 4 GB or greater
Network connection 10/100/1000 BaseT (2 network connections are required) 
Network protocol TCP/IP
Hard drive 4 GB Free Space Available
Video resolution 1920 x 1080 recommended resolution (1440 x 900 minimum resolution)
Echo Client Software 2.6 or later
Echo.Net Framework 1.7 or later