がんゲノムシーケンス解析の効率化
次世代シーケンスワークフローの自動化ソリューション
核酸抽出・精製からライブラリ調製まで
ベックマン・コールターの一貫したNGS前処理自動化提案
次世代シーケンス(NGS)の普及から時間が経過し、当初基礎研究分野で盛んに用いられてきた本技術も、身近な応用分野での活用が進んでいます。しかし、コモディティ化とともに検体数は飛躍的に増え、さらにより高い精度の結果が求められるようになっています。特に核酸抽出・精製とライブラリ調製の処理品質は最終結果に直結するとともに、非常に繊細かつマンパワーを必要とする工程でもあり、NGSワークフロー最適化・標準化を考える上で課題となっています。そこでベックマン・コールターでは、核酸抽出からライブラリ調製まで一貫したハイスループット処理の自動化による作業標準化と省力化を提案いたします。

核酸抽出・精製 |
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低品質のDNA/RNAからは、最善を尽くしても低品質のデータしか得られないといわれるNGS解析ですが、核酸抽出・精製試薬のコストはNGSワークフロー全体の僅か1%程度です。そのため、信頼性の高い、実験ハンドリングに優れた製品の使用をお勧めします。
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Agencourt SPRI Series |
出・精製とその自動化に最適
細胞組織, 血液, FFPEからのDNA/RNA抽出、血漿, 尿などリキッドバイオプシーからのcfDNA抽出に各製品で対
応
実績のあるDNA精製キット“AMPure XP”と同様原理の高性能な抽出プロトコル
STEP 1: BIND |
STEP 2: WASH |
STEP 3: ELUTE |
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Biomek i5
核酸抽出・精製パッケージ
検証済みメソッド&サポートソフト同梱
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装置など各種オプションをセットにしたパッケージ
専用の抽出・精製メソッドプログラムが予め準備されているため、装置設置後の実験立ち上げに時間を要しませ
ん
プレートや試薬などのデッキ上配置をサポートするソフトウエアを用意
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ライブラリ調製 |
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複雑で長く、さらに手技により結果に相違が生じる可能性があるのが、NGSライブラリ調製です。自動化することで実験者に依存しないライブラリ調製の作業標準化と、さらに反応系微量化によるコストカットも含めた最適化ソリューションを提案します。
Biomek NGeniuS |
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(この範囲で任意のサンプル数)の自動調製が可能
内蔵のサーマルサイクラーと複数の温調装置で、 walk-awayの完全自動化を実現
複数の装置内カメラは、チップなどラボウエアを識別し、エラーを事前に検知
クラウド上のNGSライブラリ調製のメニューにより、必要な実験をすぐに開始可能

Biomek i-Series (i5/i7) |
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ング、その他の作業に柔軟に対応
スループットに応じて、Biomek i7(多検体)i5(中程度)を選択可能
NGSライブラリ調製以外の、ルーチンラボワークの自動化もご検討ください
経験豊富な弊社アプリケーションスペシャリストがメソッド作成をサポート
独自の微量分注技術
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Echo 525 |
分注チップの不使用と、酵素反応系の微量化による試薬使用量削減がもたらす、消耗品コストの大幅削減
Agencourt SPRI Series & Biomek i5 核酸抽出パッケージ
核酸抽出・精製試薬キットの製品選択と、自動化時の処理時間例です。
試薬キットはサンプル品を提供します、お気軽にご連絡ください。
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*1 1 時間の表記は「時間: 分」です。
*2 サンプルlysis(ウイルス不活化)後の状態からの開始です。
*3 途中工程で、自動分注機外でのプレート遠心処理が必要です。
*4 合計処理時間は左から、レフトサイドセレクション、ライトサイドセレクション、ダブルサイズセレクションを示します。