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【無料Webセミナー】WHO分類第5版において新規に追加された単球系マーカーCD85j(LILRB1)およびCD85k(LILRB4)の有用性

8月 29, 2025

日本

イベント詳細

急性単球性白血病細胞の正確な同定は、単球系の急性白血病に高頻度で認められるNPM1やKMT2Aなどの遺伝子異常の予測につながり、的確な診断および治療方針の決定において極めて重要です。この同定には、従来の細胞形態の評価に加え、フローサイトメトリーを用いた免疫表現型解析が不可欠です。WHO分類第5版では、従来の単球系マーカーであるCD14、CD11c、CD11b、CD64、CD36、CD163に加え、新たにCD85j(LILRB1)およびCD85k(LILRB4)が単球系マーカーとして位置づけられました。

本講演では、これら新規マーカーの単球系細胞における特異性および有用性について、白血病細胞株を用いた基礎的検討の結果を踏まえて解説します。また、単球系細胞の遊走を制御するケモカイン受容体CCR2の発現にも注目し、急性単球性白血病の鑑別における意義について考察します。さらに、臨床症例におけるこれらのマーカーの発現解析結果をもとに急性単球性白血病の診断における実用性について報告します。

本講演は、急性単球性白血病の診断精度向上に資する最新の知見を共有する貴重な機会です。造血器腫瘍の診断・治療に携わる医療従事者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

日 時
2025年 8月 29日(金) 19 : 00 ~20 : 00
演 者
池亀 彰茂 先生
香川県立保健医療大学

 

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※本Webセミナーは参加無料です。