EMnetik PCR Cleanup 性能データ
簡便なPCR産物精製
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カラム式キットと比べて約半分の時間でPCR産物精製(16分 vs 30分)
- 80%以上のDNA回収率(カラム式キットと同等)
- 精製過程のタッチポイントが大きく減少(50以下 vs 300)
- 小さなスピンカラムやシングルチャネルピペット操作が不要
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サンプルをサーマルサイクラーからEMnetik 24システムに移したら、最後のDNA溶出までサンプル移動は不要
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ステップごとに作業内容を指示する、直感的なユーザーインターフェース
サンプル量、溶出量、チューブをお選びいただけます
Figure 1 左:2種類のサンプル容量(50µL, 20µL)と2種類の溶出量(50µL, 20µL)の条件での精製収量。グラフは9回の実験結果の平均、エラーバーは標準偏差を示します。Figure 1 右:異なるチューブを使用しても収量は大きく変わりませんでした。A, B, CはPCR用8連チューブを用いた場合の収量、E, F, GはPCR用シングルチューブを用いた場合の収量を示しています。グラフは8回の実験の平均、エラーバーは標準偏差を示します。使用したチューブは以下の通り:A. Thermo Scientific AB-2005; B. VWR 93001-118; C. VWR 20170-002; E. Thermo Scientific AB-0337; F. VWR 20170-010; G. VWR 20170-012
DNAは回転する磁性ビーズの中でも安定です
Figure 2:磁性ビーズの自動混合またはマグネット分離中にDNAが機械的に切断されていないことを調べるため、DNAラダーマーカーを使用して検証しました。レーン1~2は精製を行っていないラダーマーカー、レーン3~8はEMnetik PCR Cleanupによる精製後のラダーマーカーを示します。すべてのバンドがすべてのレーンで確認でき、精製過程でDNAが分解されていないことがわかります。
EMnetik PCR Cleanup ワークフロー
- EMnetikにサンプルチューブを置く
- サンプルの1.8倍量のEMnetik PCR cleanup kitを加える
- 「Bind mix and separate」を実行する
- 上清を除去する
- 80%エタノールを添加し磁性ビーズを洗浄する
- 上清を除去する
- ステップ5~6の洗浄を再度行う
- 磁性ビーズを風乾させる
- 溶出液を加える
- 「Elution mix and separate」を実行する
- 上清(精製DNA)を新しいプレートに移す
病気などの診断に使用することを意図したものではなく、また検証されたものでもありません。
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