CD154 抗体

CD154抗原(CD40リガンド、CD40L)は、TRAP (Tumor necrosis factor Related Activation Protein) としても知られているTNFスーパーファミリー分子です。32 kDaのII型膜貫通分子で、TCR活性化後、T細胞(CD4+と一部のCD8+細胞)で速やかに発現が誘導されます。 CD154は、主に活性化T細胞に発現していますが、血小板や単球、B細胞にも存在します。また、活性化した血小板やリンパ球から可溶性のsCD154としてシェディングされることもあります。 CD40Lは、一部の好塩基球や肥満細胞にも発現が見られ、T細胞及びB細胞の制御機能に重要な役割を担っています。CD40/CD154間の相互作用は、胸腺依存性の液性免疫応答の発達に不可欠です。T細胞上の CD154がB細胞上のCD40と連結することで、B細胞の増殖、免疫グロブリン(lg)の産生、同型転換、およびメモリーB細胞の発生が促されます。


Clone: TRAP-1 Isotype: IgG1 Mouse

TRAP-1抗体は、full-lengthの可溶性ヒトCD154分子で誘導されるヒトB細胞活性化を阻害します。

製品モデル